2通目 永遠の別れと新しい出会い

 どれぐらい泳いだのだろうか?
 どれぐらい時間がたったのだろうか?

兄は疲れを顔に出さない 

いや、出したくないのだろう

でもこのまま海の中で休めば命は・・・ないだろう
沈んでいく 暗い海の底へ

ミムム
「お兄ちゃん・・・」

ルヴァヴァ
「ん? なんだ?」

ミムム
「こ、これからどうするの?」

兄は悩んでいた 目的地もいまだ決めていない
ただ兄は「大丈夫だ」といって私を安心させようとした

ジスス
「・・・なんだろう? この嫌な予感。」

ルヴァヴァ
「どうしたんだ?ジスス。」

ジスス
「いや・・・まさかとは思うけどさ。」

そのまさかは段々近づいてきた
別れもしないうちに
これが最後にみた兄の顔だったなんて 本当に予想外

____________

そう、私たちはその夜渦巻きに飲み込まれたのだった

運命だったのか 悪魔の罠だったのかは 知らない

私は溺れ 兄とは離れ離れになってしまった

それ以来

私は海への恐怖感しか覚えていない

私たち兄弟はこれで永遠あえなくなった

体という形では

____________

???
「大丈夫? しっかり!!」

ミムム
「う・・・・、ここは?」

???
「大丈夫、心配しないで。ここは・・・・」

気づいたときは記憶はなかった
大切な家族、兄たちのことも 言われるまでは

私を助けてくれた人はケロン軍所属の海軍の夫婦
ハーフと言う事も気づかれ記憶も無い私に温かく接し学校にも通わせてくれた
心から感謝した 私は学んだ戦う事も人を助ける事も一緒にいることもご飯を食べる事も言葉を使う事も全部教えてくれた

こんな私にも、夫婦の子供でもない私にもこれまでしてくれる夫婦の心がどれだけ大きかった事か

____________

数年経ち 私は一人前に自分でも生活できるようにもなった
あの夫婦には自分ができる精一杯のお礼をした

でも、「自分のために、また誰かを救うために今度はあなたが助ける番よ。それで十分うれしい」と言ってくれた
私の決心は深まり 私はケロン軍の海軍に所属した

1年働いて新入り 2年働いて下っ端 3年働いても下っ端・・・の上?

月日はどんどん風のように流れていった

海軍に入って5年 私は18歳になっていた
久々にここの船にも新人が入ってきた

私の上司は口上手く話し始める
さっさと終わって欲しい・・・なんせ、もう20分は過ぎているのに
こんな長い話していたらノルマがパーだよ;

新入りは全員で3人
男子2名 女子1名

私はルアアと言う女の子を世話する事になった まぁ、簡単に言えば仕事の手伝い

初日はまず仲良くなる事 任務を失敗しては・・・なるべくいけない
だから始めに私は仲良くなりキズナを深める事にした

ミムム
「さて、よろしくね。 え〜と・・・」

ルアア
「あ、ルアアと言います。一生懸命頑張りますので・・・」

ミムム
「あ〜ぅ。堅苦しいよ〜・・・なんていうかもっとさぁ、フレンドリーって感じに。 私も堅苦しいの苦手でさ〜」

ルアア
「では、シンプルに、よろしくお願いします。 ミムム先輩!!」

ミムム
「お! そんな感じ! ・・・ってもう名前覚えたの!? こんなに人数いるのにね〜。改めて、私はミムム。海軍下っ端暦5年!」
(先輩だって!! やばいよ〜 何だろうこの・・・うー!・・・まぁいいや)

ルアア
「5年も・・・すごいですね! あ、私はルアアって言います。」

ミムム
「ルアア・・・どこかで。 まぁいいや。 じゃあ、私も君のことルアアって呼ぶよ。いいよね?」

ルアア
「はい。 でも少し雰囲気が違いますね。 学校とは大違い。」

ミムム
「あぁ、ここの船のみんなフレンドリーって感じだから・・・船長以外はね・・・。」

最後に小声で「船長は話が長いしお真面目だからさ。」とつけたした

そんなこんなで私たちは仲良くなりともに強くなっていった
 私はルアアに戦う事を教えた 

武器はデッキブラシ 
始めはルアアも驚いていた 「デッキブラシ?掃除しかできないじゃん。」って言う顔で
でも私の使うデッキブラシは金属製の毛先で当たると痛い 実際、挑発で敵に当ててみたときはかなり痛がっていた・・・・らしいが

私の弟子だから教えたくなる オンリーワンの弟子だからね
銃とか剣とかは教えたくなかった 自分のどこかが嫌がったように

それから毎日寝る前にデッキブラシで戦う稽古を行なった
始めは普通の(掃除用)デッキブラシで教える はじめからできるやつだと意味が無いし本人もまだ下っ端だから

でも 彼女は面白い
戦うときはいつもの笑顔は消えて他の誰かと入れ替わったかの様に性格が一変した
優しい性格がいきなり怖くなったと言うか・・・・う〜んまだ私は言葉を覚えきれないな

不思議だった
私もあれほど人を信じれなくなったのに この子は別だった
なんていうか特別な存在って感じがした

その日も稽古が無事に終り 寝ようとしたところだった

ルアア
「やっぱり、ミムム先輩は強いですね。 私なんて弱いですよね・・・」

そんな言葉が彼女からもれた さっきは強気の別人がこれまで弱気になるなんて
でも私は怒りもしなかった その気持ちはとてもよくわかる
昔の自分もそうだったから 何もできない自分だったから

ミムム
「そんなことないさ。 ルアアはしっかり任務だって、私の手伝いだってしてるじないか。」

ルアア
「でも・・・ でも、これじゃ誰でも出来る事じゃないですか。 普通の人と同じゃないですか!」

ミムム
「普通、ねぇ。 普通ってどんな事だと思うんだい? もちろんルアアにとってさ。」

ルアア
「普通・・・ですか。」

そのあと彼女はしゃべれなくなった
まぁ、質問が難しいかったのかもしれないが
「もう寝ようか」と私はルアアをうながした


そう言えば私は何かを忘れている
本当にここでこういう生活をしていいのか?
なにか 誰かを 大切な人を忘れているような・・・・

でもそれは忙しい日々にかき消されていき
次第に自分の記憶からも消えていくのだった

____________

ルヴァヴァ
「・・・あれから一体どれぐらいの時間がたったのだろう。」

ジスス
「本当に、だけど・・・。」

ここはまた違う世界
違う空間 違う時間 違う星 違う季節

2人のケロン人はただ暗い空間で天井も無い空も見えない空間を見つめていた

あの事から妹はいなくなってしまった
死んだか 生きているかなんてどうでもいい ただ会いたい それだけだった

だけどいまの自分達にはここから抜け出す事もできない
抜け出せるわけがない


ルヴァヴァ
「やることは一つだ。」

ジスス
「そうだね。今はあの人を守るために修行するのみ。」

???
「なに言ってるの?」

突然 暗い部屋から
一人の女の声がした 足音が段々近くなる

ルヴァヴァ
「あいつか、あいつに関わるとろくな事がない、オレは先に戻ってる。」

そう言ってルヴァヴァは暗闇の中へ姿を消して行った

ジスス
「・・・なんだ、君なのか。」

そこにいたのは
耳飾に赤い宝石と青い宝石を飾った少女だった
肌の色は桃より濃い色をした目はつりあがっている少女だった

???
「うふふ・・・ルヴァヴァは逃げたみたいね。」

ジスス
「君のこと嫌いって訳じゃないみたいだけどね。」

???
「嫌いじゃ困るわ〜  好きでもこっちはお断りだけど。」

それはないなと思うジスス
それを察した少女は

???
「まぁ、別にいいんだけどね。」

「それじゃ、またね〜」そう言って少女はまた暗闇へ潜っていった

ジスス
「ミムム、君は一体どこにいるんだい?」

そうつぶやいて ジススも暗闇へ潜っていった

                      続く

 オリケロ紹介 

ここではオリケロを紹介しますよ。
※注意※
ここでは小説のネタばれをする可能性が高いです。
それをふまえて見て下さいませ。
なお、ここの記事にはコメントを控えるようにお願いします。
なにかありましたら他の記事にてコメントお願いします。

セララ

名前:セララ
性別:♀
年齢:???
能力:魔法を使うこと、物を魔法で再生する能力(主にイメージどうりの物を作ること、船を空へ浮かばせるなど。)
種族:魔法使い
武器:魔法 
二つ名:時空と空間の古代の魔法使い
一人称:私(わたくし)
二人称:彼、彼女、○○さん、仲間に対してはよびすて。
三人称:彼ら、彼女ら

空飛ぶ船の中心人物であり魔法使いである 年齢は一切不明で普段は船の中で日向ぼっこを楽しんでいる
魔法使いと言われているが見た目に対してそんなに恐ろしいとは感じないほどの性格だが怒ると怖い・・・らしい
魔法を使うと言っても誰かを傷つけたり殺すようなまねはしないが怒ったときは無事だかわからない
シンプルに自分の身を守るために習得したらしいが一体誰に教わったのだろうか?
性格はおっとりしていて優しい性格お茶目なところもしばしばあるが本人はまったく気にしていない
嫌いなものはケロン軍である数年前に魔女狩りの出来事があってしばらくの間どこかの空間に幽閉されていた
それを根に持っていて今では軍人等を見ると考えが恐ろしいほどに変わる(人が変わる)

交友度:高(ただし軍人は大嫌いなので注意) 危険度:不明

魔法の種類・技
 「メタル・パープル・ブリザード」        
 ・紫色の鳥の羽が鋼のように凍り矢のように相手に向かって飛んでいく
 
 「アイスダスト・バイオレッド・ドリームワールド」
 ・これも氷系技、上の技より攻撃が高いがかなりのリスクがある 
 
 「パルル・リザレクト」             
 ・セララが物を再生するときに使う魔法  



ミムム

名前:ミムム
性別:♀
年齢:20歳(現地球年齢)
能力:特になし
種族:ケロン人とマロン人のハーフ→亡霊
二つ名:青い空の悲しい亡霊
武器:デッキブラシ
一人称:私
二人称:君、よびすて
三人称:君達

空飛ぶ船の操縦を任されている少女。
亡霊だがセララの能力で再生されたようだ、ミムムにとってセララは命の恩人、彼女には相当の信頼があり感謝している。
仲間に対しては敬語を使わずセララに対しては一部の敬語を使うようだ。
彼女自身も昔は生き別れの双子の兄がいたらしいが、今は生息が分からなくなり次第に彼女の記憶から消えているようだ。
死ぬ前はルアアと同じ海軍の船に乗っていたらしく後輩にルアアがいる。
その時は上司にも礼儀正しいく回りの評判もよかったようだ。
しかし何らかの事件に巻き込まれ死亡した説がいくつかあり、一部では妖怪の一種と呼ばれていたこともあった。
死亡して間もないころ海の上に念が残り亡霊となりよく船を沈没させたり人を沈めるなどの悪意に手を染めていた。
そのことから彼女は妖怪扱いされ海の底に封印されていた。

交友度:低 危険度:高

必殺技
 「ゴーストシップガール・オブ・ルアー」 
・シップとは船の事(おそらく海軍に居たための影響)。
 ルアーとはルアアのことらしい。
 亡霊であるミムムが唯一、亡霊の特性を生かして
 セララと修行した結果この技が誕生した。                     
 気配を消して相手に近づき水を
 まとったデッキブラシを振り回す
 シンプルだが強力な技。
 
「逝(い)かれる暴走船幽霊船」     
 ・広い海に念を残したミムムが深海で独自に生み出した技であり      
  この技を使っているときは本人自体の暴走(両目が赤くなる)
  非常に危険な技である。  
  小さい嵐をデッキブラシに呼び込ませて振り回し大嵐を呼ぶ。


リココ

名前:リココ
性別:♀
年齢:21歳(現地球年齢)
能力:特になし
種族:ケロン人
二つ名:片目ノ輪投ゲ使イ
武器:ムキュを操る 輪(リング)投げ
一人称:わたし
二人称:あなた、よびすて
三人称:あなたたち

空飛ぶ船の見張りをしたり、朝食〜夕食、おやつを作ることを主に積極的にしている。
家事の仕事もメンバーの中ではNO1である。
根が真面目でまがったことが嫌いである。
過去は盲目の少女でありセララのおかげで片目が見えるようになった。
彼女が一番にセララの元にいたようでかなりの忠誠心があるようだ。
空の彼方から敵または目的を邪魔しにくるものは全力で滅ぼしにかかる、ある意味裏と表がはっきりしている。
昔は夢(む)の国に住んでいて大きな役割があったようだが。
歌を歌うのが好きで主に日本の童謡を好んで歌う一番すきなのは「赤とんぼ」
戦うときは仲間のサポートや回復を主にしたり。

交友度:中 危険度:中

必殺技
 「ルパパ・ヒール」          
 ・リココが回復時に使うセララから学んだ回復技。
 
 「灼熱・悪魔の火炎放射」       
 ・ムキュを巨大化させ彼に命じる技の一つ。
 かなり熱く氷も溶けるので夏には使わないが冬には最適
 温度設定が効くらしい。名前のワリにはそんなに危険ではないようだが・・・。
 
 「鬼姫火遊びー鬼姫様との思い出ー」 
 ・これも炎技。左目の目隠しが外れ魔法詠唱が始まる。
  脅かしっこなしの威力であり非常に危険なので使わない事が多い。

ネララ

名前:ネララ
性別:♀
年齢:21歳(現地球年齢)
能力:宝塔の力を引き出すこと
種族:鬼姫または厄神
二つ名:空飛ぶ船の親切な厄神(または鬼姫
武器:宝塔、槍
一人称:わたし
二人称:おまえ、よびすて
三人称:おまえたち

過去にセララに勝負を挑んだ大物、目的は彼女の仲間集めでありネララ自身も鬼姫という神に近い存在だが厄神の一種
結果は当然敗北してしまったが、彼女はあたたかくネララを受け入れ、仲間の大切さを知った。
厄神の呪いを消すために宝塔の力を引き出すことによって厄が消えるしくみ。
ネララはなぜか男女交際や(当然、同姓同愛)の場面に弱く、見た場合大量の鼻血がでる(らしい)
一応、鬼なのでかなりの酒好きである。飲むと思えば一日中飲んでいられるがセララに止められる。
リココとは旧知の関係なのはもちろん夢(む)の国では一緒に遊んでいた関係もあるが
弟子にトネネがいて彼女を可愛がっている。
仲間対しては敬語をよく使う、もちろん年下であろうが動物、花、植物に対しても敬語を使う。
昔はかなりの喧嘩好きで夢の国では彼女に手を焼くほど苦労していたらしいがセララと出会い性格が一変した。
だが、彼女に酒が入ると昔のような性格になり一人称から何まで男勝りな性格になるという。
宝塔のほかにも槍や格闘など色々な戦術に優れておりここにいるメンバーの中では(セララを除いて)一番強いらしい。

交友度:中 危険度:大変なほどに危険(厄神なのでね)

必殺技
 「厄呼びの七色レーザー砲」             
 ・彼女が厄神の性質を生かしその能力を宝塔に溜め込み
  七色の光(虹色に見えるようだ)が発射される。
  当然、厄付きなので振りかかった相手には厄が降りかかる
 
「電撃雷雷足殴り」              
(読み方:でんげきらいらいキック)      
・この船のメンバーに加わりトネネとの修行中に身に着けた 
 文字のとおり足に電撃(宝塔の光を応用したもの)を                
 まとい足蹴りを喰らわす       
                        



トネネ

名前:トネネ
性別:♀
年齢:18歳(現地球年齢)
能力:特になし
種族:ケロン人
二つ名:厄神(または鬼姫)の一番弟子(または巫女)
武器:短剣
一人称:ウチ
二人称:あんた、よびすて
三人称:あんたら

ネララの一番弟子であり、命の恩人。
年上だろうが年下だろうが敬語を一切使わず見下した喋り方や生意気な口ぶり
だが彼女に悪意はない。
ネララに対しては「お師匠様」と呼び敬語を使う。
修行以外のときはほとんど一人でいるよく
気が強く人となかなか接しないがリェノノや歳の近いものとはよく会話をする。
ネララが酒を飲むとき延長になりそうな場合は最初に彼女が止めにでる、ある意味主人に手を焼く苦労人の一人。
武器は短剣だがネララによると彼女にも宝塔の力が引き出せる力があるらしいがまだまだ未熟である。
主人とは正反対で派手なものを好まず質素なものを好んでいる。
挑発に弱くすぐむきになってしまうが相手が強いとみなしたときは逃げるタイプ。
剣術はもともと護身用にネララから学んだもので他にも宝塔の力を操れるのではないかと検討中。

交友度:低 危険度:低

 「豪風暴風雨」            
  (ごうふうぼうふうう)        
 ・短剣に風を纏わせて一気に相手を切りつける
 彼女は宝塔の力を操る事が出来たときのみ使える技
 
「緑の疾風名の如く」         
 ・名の通り彼女が縦に回り相手を切るシンプルな技
    

リュナナ

名前:リュナナ
性別:♀
年齢:20歳(現地球年齢)
能力:???
種族:妖怪
二つ名:大空のトラブルメーカー
武器:格闘
一人称:あたし
二人称:おまえ、よびすて
三人称:おまえら

ミムムのことが大好きな妖怪に近いケロン人、毎日何らかのトラブルを持ってくるトラブルメーカーである。
妖怪に近いので自由に空を飛ぶことができるし他にも格闘技も得意とする
警備や家事もなにもしないでただ他のメンバーの邪魔をしたりミムムに絡んだりと自由気ままに遊んでいる。
昔は闇のメンバーの一員でこれもまた自由に遊んでいたらしいその時はリェノノとは離れ離れになっていた。
メンバーに入ったきっかけは姉再会の日の夜散歩をしていたら偶然に見つけたらしく面白半分で近づいたようだ。
彼女自身上の設定以上わがまま娘に見えるが本心は彼女の妹リェノノを誰よりも大切にし守っている。
言い方を変えればリェノノために何でもする言わば護衛でもあり彼女の下部(しもべ)でもある。
理由は様々だが彼女らは妖怪の血が流れているのでリュナナははっきりわかっているが
リェノノはまだ妖怪として未熟なところもあるため見守らなければならないところもある。

交友度:無(メンバー以外) 危険度:高

リェノノ

名前:リェノノ
性別:♀
年齢:15歳(現地球年齢)
能力:過去の前世の記憶を見ること
種族:妖怪
二つ名:過去見ル少女
武器:???
一人称:わたし
二人称:○○さん、○○ちゃん、○○くん(セララに対してはセララ様)
三人称:○○さんたち

リュナナの実の妹、彼女とは正反対の礼儀正しい性格である。
妖怪だが空を飛べるわけではない
能力に過去の前世の記憶を見るだけとある自分はもちろん他人の前世もみれる。
彼女が10歳(現地球年齢)のときなぜか姉と離れ離れになり彼女自身も妖怪の血を持っているため
ある地下牢に閉じ込めていたようだ、そしてリェノノ15歳の時姉がそのことを知りリェノノを地下牢から助け出した。
リェノノはそのことを今でも感謝しているが今はこのような有様の姉に手を焼いているが姉の事を大切に思っている。
姉の立場より自分が高いことに彼女は悩んでいるようで、それは当然姉は自分を守るための護衛でもあり酷く言えば自分の思いどうりに生きる人形
そういう考え方はやりたくないのだがついつい考え込んでしまうようだ。
妖怪としてはまだまだ未熟だが彼女を侮ってはいけない、いつどこで彼女の妖怪としての能力が開花するのは不明で非常に危険な存在

交友度:中 危険度:不明



ムキュ

名前:ムキュ(本名:ムキュ・ズ・ルナライト)
性別:不明(口ぶりをを見れば男性のようだが)
年齢:不明
能力:自分の形を自由に変化させる(化ける)
種族:不明だが悪魔の一種ともされている
二つ名:過保護な悪魔
武器:己自身
一人称:???
二人称:???
三人称:???

謎に包まれた悪魔、妖精、魔物なのかは主人のリココでさえも分からない生物。
普段は無口だがリココには彼(?)の感情が分かるようだ。
ノーマル・フライ・本体と三つのモードがある。
基本リココこの側にいて離れない。
なぜかリェノノに口を開く。(リココもそうだが)
本体はリココのもう一つの目だと言われているようだ。

人好き度:皆無 危険度:不明

 1通目 村を抜け出す

ここはどこ?
とっても暗くて広い場所 どこまでも続く青く冷たい

ヒカリなんて見えない 見えもしない 見たくも無い

どうしてまたここにいるんだろう

どうしてまた嫌われなきゃいけないんだろう

どうしてまた恨まれたり憎まれたりしなきゃいけないんだろう

___________________

???
「ミムム、起きなよ。 朝だよ」

ミムム
「ん・・・朝? もうお日様が昇ったの?」

 ここは私の家 
いつもと変わらない朝 平凡すぎる毎日

________
そう これは私の記憶にある昔の一部 
幽霊に 海の亡霊 あの人の仲間になる前の物語

ケロン人もマロン人も信じられなくなった私へ新たなヒカリをくれた大切な人への物語

忘れてしまった 大切な人への物語

もう どれぐらい時間が経ったのだろうか? 何回季節の繰り返しをしたのだろうか?
____________


そして今から始まるのは私の小さいときの物語




???
「いい加減、自分で起きないのか?ジススも何か言わないのか?」

ジスス
「まぁまぁ、兄さんミムムはまだ小さいんだからいいじゃないか。」

ミムム
「そーだよ。子供なんだから〜、固いこと言わないでよ、ルヴァヴァお兄ちゃん。」

ルヴァヴァ
「・・・今回だけだぞ、まったく」

当時私はまだ5歳 ルヴァヴァお兄ちゃんとジススおにいちゃんは双子の兄弟で私とは4歳離れていた
家族はこれだけだった お母さんもお父さんも忙しい理由で滅多に会えないのが生きていて唯一の苦しみだった
他にも苦しいことはたくさんあった

ひどいといえば私たち兄弟はケロン人とマロン人のハーフで今生きている村では差別が激しかった、無論ケロン人はお断り
暮らしているところはマロン星なのだが ここでは基本マロン人しか暮らせないらしい
それでハーフもお断りなのだがだからお兄ちゃん達も学校には行けないし私も幼稚園なんて夢のまた夢

そう言えばまだ家族の事を言ってなかった
父はケロン人 母はマロン人
どういう理由で結ばれたのかは知らないがこうして我ら兄弟が生まれた

今は3人で母の暮らしていた家にいる
世間では何とかやっているのだが上手くいかない、なんせ私たちもまだ子供だから

でもお兄ちゃんたちはかなりの知恵があった
ルヴァヴァお兄ちゃんは口は少し悪いが本当に頼りになるし運動や力仕事に長けていた
ジススお兄ちゃんは優しくてお母さんみたいだった、数字にも文字にも強かった、マロン語はもちろんケロン語もお手のものに読めるものだった

それに比べて私はまだ何もできない 迷惑をかけるのは一人前、って言われる
でもこれから見つけるんだ・・・これから

きっとこんな私でも何かの役には立てるんだ 

でも現実はそう上手くはいいかないことは知っている 学校に行けないのも自由に外で遊べないのもその 差別 が原因なんだ



ある日の夜の事
私たちはいつものように本を読んでいた知恵をつけるために
現実世界で生きていくために

それでこんな話が出た

ジスス
「大きくなったらどうしたい?それとも何をしたいんだい?」

私は兄のルヴァヴァを抜いて喋り始めた

ミムム
「私はね〜 私はね〜 世界を旅するの! 船に乗ってさ、いろんなものを見たり、いろんな人に会ってみたい。」

ジスス
「うん、いい答えだねミムム。 ・・・ルヴァヴァは?」

ルヴァヴァは少し考えた後、こう切り出した

ルヴァヴァ
「・・・オレは、差別の無い世界を作りたい、いや作るんだ。絶対にもう誰も悲しまないように境界も壁も無い世界。」

ジスス
「ボクもそれがいいと思う。だよね?ミムム、ないほうが暮らしやすいし自由に笑ったりできるからね。」

ミムム
「・・・・本当に、それがいいのかな・・・」

ジスス
「・・・え? どう言う事だい?」

私の言った事には2人の兄はかなり驚いていた 普通の子供なら「そうだね」と解答するのが多い思う
それなのに私はおかしい解答をしてしまったのだろうか?

ミムム
「あのね、ルヴァヴァお兄ちゃんが言ってるのは確かに間違いじゃないと思う、私だってそれが幸せだと思う、でも・・・。」

そのあとは上手く喋れなかったあまり言葉を知らないのが(特に)会話に影響が目立った
自分の感情にもその影響は大きかったらしい

言葉って大切なものだって あとで後悔すのだった

__________

確かに差別の無い世界は誰だって望んでいるはず・・・だといいが

実際このマロン星も科学の発達も文明も歴史も少しだが増え続けている
その中でも軍力は他のものより大きかった、特に海軍が。

実際、争いの無い国が一番いい 誰も傷つけず平和な世界が望ましい
それもこの国のある王子が望んでいる事・・・だとか。

その王子は、はるか遠く太陽の三番目にある地球に行ったことがあるらしい
本当のことはよく知らない これも兄ジススに聞いた話なのだが

その王子と側近は地球である調査をした、だが地球人の文明や技術は海ではなく地上にあった。あるときケロン星と言う星の破壊兵器キルルというケロン人型兵器を持ち、
日本という国のとある深海に自分と側近と暮らし自分の持つ力メアボールで創造し神殿を作り上げた
目的は全地球人を海の民にする事 それが一番の幸せだと 言ったそうだ
それも自分に利益のためなのだろうか? 
そしてとある地球人の女と契約を結んだ・・・しかし
とあるケロン人の工作部隊と一緒にいた地球人によって契約は止められた
最終的には破壊兵器が暴走したがそこにいたケロン人の隊長がケロン軍最高完全絶対権限その名も「超☆隊長命令」によって破壊兵器は暴走をスットプさせた 

今このマロン星には当時側近だったものが現在は王女と言う形でこの星を治めている

これが切欠でケロン星とマロン星の間に大きな影響が生まれ始めた

結局、何を どの様な目的で侵略して言ったのかはわからないし はっきり言って私にとってはどうでもいいことだった
こんな事をしても私たち兄弟の運命 差別は変わりもしないもの 


本当に 真実は正しいか? それは理想じゃないのか? と私は小さいころから疑問に思っていた

私たちの暮らしているところはまだその思いが叶っていない これでは死ぬまでずっと理想を追い求める事しかできないじゃないか!

でも 小さい子供だったこと 大人に逆らう事も はむかう事もできない

だから 逃げることにした 

でもこれが 悲劇の始まりだった 
これからどう生き 生活するなんて考えもできなくなった

______________

その日の夜

ルヴァヴァ
「・・・忘れ物、はないもんだよな。 ここにはもう帰らない、二度とだ。」

ジスス
「そうだね。 じゃ行こうよ兄さん、ミムムも。」

私はその時のことをよく覚えてない 覚えていたことはジススおにいちゃんに手をひかれて歩いていた事

ミムム
「お人形・・・。」

突然私は母の形見でもあった人形を思い出した

ルヴァヴァ
「ん・・・持って来ている。」

ミムム
「ありがとう。」

そう言って私に人形を差し出した ぶっきらぼうで怖いところもあるが私にとって大切な兄。


村を抜け出し 海にでた 辺り一面どこまでもつながっている海
基本この星は水で満たされ水がないと文明も軍力もなかった

小さかった私はまだ満足に泳げなかった
私はルヴァヴァに抱えられて海に入った


青く綺麗な海と思うのは昼間だけ
夜の海は何でも飲み込んでいきそうな怖いところ

そして 命を奪う場所

ずっと一緒にいたい
そんな兄たちとの別れもすぐそこまで見えてくるのは言うまでもなかった 

 宴の始まり 後編

ネララ
「遅いですね、もうこんな時間ですか。」

ようやく、宴会も終り村人達もそれぞれの家へ帰宅していった
その中ネララはトネネの帰りを待っていた
何も言わずに私を置いてどこかえへ行ってしまうなんて
少し寂しい とネララは心の中でそうつぶやいた

ポタ・・・・

? なにか液体が落ちたその液体は自分の頬をたどりきている服を濡らした
濡れたところが妙に目立つ これは涙

ネララ
「はぁ・・・ふふ、また私は昔のあの時みたいに一人になってしまうのでしょうか?」

そうつぶやくうちにどんどん涙が溢れ出した
私は一体どうしたのだろうか? 泣くなんて・・・鬼姫であるわたしが情けない
それでも涙は止まらなかった

忍び泣いているのもそのうちみままや他のみんなにバレてしまうかもしれない

そうだ、あそこなら・・・

私は宴会場を離れ あの子と出会い運命が変わった場所へ行こう

_______

彼岸花

ずささ
「一体なんだい? 俺さんになんか用かい?」

トネネ
「実は・・・」

私はネララ・・・お師匠様のことを聞きだそうとした 一体過去に何が会ったのか
ずささならきっと教えてくれるはずだ 思い切って喋ってみた

そうするとずささはこう切り出した

ずささ
「おや? 知らないのかい、ま いいだろう教えてやるよ。」

トネネ
「本当か!?」

ずささ
「あれは、昔まだ俺さんが夢の国で生きていたときだったねぇ・・・」

________
過去

そうさ あの時ネララはまだ小さかったさ俺さんからみた感じではね
でもあいつは厄神として皆に嫌がられたさ・・・厄が降ってくる、ってね

実際、俺さんは厄には遭わなかったが、村人から聞いた話だと
感情で雷を落とす、触れた相手を病気にし酷いときには殺すような病気もあった
他にも通り道の草木を枯らす この事件はこの国で起こった事件の中で一番酷かったものだったさ

なにしろ俺さんも松の生命を操る事が生きている間できたモンでね
そん時は運が悪かったのか通った道に俺さんの松があったんだ
結果は言うまでもないだろ? そう、俺さんはそん時この国からはいなくなっててね
そのあとは、ま プライベートだから言えんが・・・こう死神になっちまったもんだよ

え? 恨みは・・・ないね。
なぜかって? いやぁ、俺さんも悪い事しまくったからさ。

おっと、話がそれた

知り合いと言っていたがあれは少し嘘なんだ
俺さんは死んじまったからここの彼岸花畑に身を寄せ生活しているうちに
あんたの師匠ネララのことを他の死んだやつらから上手く聞き出した

そん時聞いたのが
ネララに友達と言うものが出来た リココと言うみままの実の後継ぎがね
みままには子どもがいない、だから村人の中から決めるって言ってたな
俺さんはその子のことはよく知らんがそう聞いたんだ

その二人は何らかの事柄で仲良くなった
一緒に遊び 一緒に暮らしまでしたんだとよ
すごいよな厄神を恐れないなんたてさ 俺さんには出来っこない。

次第にネララはこの国でも受け入れられた
考え方も暮らしの仕方も変わって言葉使いも変わったそうだ

だが、この国にまた事件が起こり始めるんだ

それはこの国に魔女がやって来たんだ
そいつはこの国を焼き払うか、リココと言う娘を渡すかという条件を出してきた

無論、どっちも嫌なわけだよな

みままちゃんは戦ったさ、この国を守る先代姫(せんだいき)としてね

でも結果は駄目だったんだとよ
国を守るか、後継ぎを守るか 悩んでいたさ
そして結果はリココを渡す事にしたんだとよ

この国のためだって・・・ね

反対したやつももちろんいる たくさん
その中でもネララってやつはは特にね。

そんで、魔女は後継ぎを自分の手下にしたんだと
記憶も消してね すべて 家族 友達 生い立ち 感情 

酷い話だろ? ま 俺さんが知っているのはそれだけなんだ
これぽっちもないだろう?

みままちゃんとっても悲しんでいた 恨みもしたはずだろうね

だけど顔には出さなかった 出してはいけないって思ったんじゃないのかねぇ
これは俺さんの推測なのだが。

____________

ずささ
「ま、これだけさ 俺さんの知ってるのは。 あとはネララに聞いたらいいと思うよ。」

トネネ
「・・・・そんなことが。」
(これで、すべてが解ったって訳じゃないな、魔女の正体は知っている あいつだ。)

ずささ
「で? 魔女ってやつは知ってるのかい?」

トネネ
「・・・・それは」

その時私はあえて言わなかった 
あいつを守るため? いや、今の生活がもしかしたらなくなってしまうと思ったから
みんなで笑ったり ご飯を食べたりいろんなところに旅をした思い出がなくなってしまいそうだから
オマケに、お師匠様も悲しむしな

ずささ
「そうかい、だったら聞かないね。俺さんは余計なことは聞かないさ。」

トネネ
「聞かせてもらって 感謝する ありがとう。」

ずささ
「ふ、 あはは おまえさんったら あははははは」

トネネ
「!? な、何がおかしい!!」

ずささ
「いや、 ははは 失礼、感情を出さないやつと思っていたのに ありがとうとはね うれしいぜ俺さんはよぉ。」

トネネ
「な、当たり前のことをしただけだろ! お前は私が感謝しないと思ったのか?」

コクコク とずささはうなずいていた
こっちが段々恥ずかしくなってきた、まったくこいつは本当に死神なのか?

???
「コラッ!! ずささっ! 早く仕事に戻らんかっこの馬鹿者がっ!!」

ずささは「げ、えまちゃんだ、まったくせっかちなんだからねぇ。」とつぶやいていた
えまちゃん? こいつの上司? えまって何なんだ?

まぁ、私には関係ないが 少し寂しいな


ずささ
「さてと、俺さんは仕事しなきゃね、おまえさんも気をつけな。」

トネネ
「また、ここに来てもいいか? 今度は・・・」

ずささ
「あらら、今度って死んだときだかい? ま、巫女がいれば別の問題なんだがね。」

トネネ
「死ぬって 縁起でもないことを。」
(ま、それもいいかもね 冥界に友がいるなんて珍しいし)

ずささ
「ま、俺さんはお前が気に入ったよ。 ここにきたときはいつでも歓迎する。」

トネネ
「あぁ、その時はよろしく頼む それでは。」

わたしは右手を差し出した
握手は厳禁なのに それでもずささは笑いながらわたしの手をひこっめろとは言わずに
握手ではないが両手で握ってくれた ずささのては冷たかった 氷のような温度が体温に伝わってきた
ずささはわたしの手を「暖かいねぇ、握手なんて何百年ぶりだろうか」と言っていた

しばらくして遅くなったわたしをらななが迎えにきた
彼女には少しおどろいていた なぜなら死神と握手(?)しているのが目に入ったのだろう
それに気づいたずささはわたしに「もう行きな」といって三途の川へ向かっていった

結局 これがずささと会うのは最後だったのだがね

らななは「何をしていたんですか?」と聞いてきたが
ここでもわたしは「いや、なにも。」と言ってしまった
すごく重大で悲しいお師匠様の過去 知ってしまった
お師匠様が「知るな、解るな」と言っていたが わたしは知ってしまったんだ

またしばらくしてく暗い穴の中を進んでいった
わたしは胸と頭がいっぱいになった
暗闇とか幽霊とかもうそんなものどうでもよくなったのかもしれない

道を行く先に灯りが見えてきた夢の国が見えてきたのだった

らなな
「もうすぐ着きますよ。」

そういってあたりは白くなった わたしはまぶしさに思わず目をつぶってしまった

ネララ
「ん? あれは・・・・トネネ!?」

わたしたちの戻ってきた先はなぜだかお師匠様がいた

らなな
「あれ? ねらら様どうしてこちらに?」

ネララは「いや、宴会もお開きって訳でね。」と言っていたが
あれは嘘に決まっているさ わたしにはわかる

らなな
「もう、朝方になるんですね では、お2人方わたしはこれにて。」

そう言ってらななはみままのお屋敷に向かって走っていった

ネララ
「トネネ、どこにいたんですか? 探しましたよ。」

トネネ
(やっぱり、探していたんだよね。)

わたしはお師匠様のそばに駆け寄った
着ているふくはなぜだか濡れていた

トネネ
「泣いていたのか? お師匠様。」

ネララ
「い、いや! 違うぞ! 私は寂しくて泣いていたんじゃ・・・・あ。」

トネネ
「嘘つきなのは、昔と変わらないね、お師匠様。」

ネララ
「いや、私は嘘つきだ。 隠し事だってたくさんある 償わなくてはならない罪だって数え切れないほどやってきたさ貴方と出会うまではね。」

トネネ
「同感だ、わたしもそうだったさ。」

風が頬をなでるように吹きぬいていく
私は改めてお師匠様に聞いてみた
リココとの過去を

その時 お師匠様は何も隠さず話してくれた
辛いのも苦しいのも解ってる でもわたしに話してくれた

ネララ
「本当は 私だって苦しかった どれだけ憎んでも憎みきれないんです、魔女を、セララ様のことが。」

トネネ
(! やはりセララだったのか、まぁ驚くわけではない 把握はしていた。)

ネララ
「でも、彼女は、リココは記憶を消されてしまった。何もかもどこでどうやってどうして生きてきたかも、そして私のこともね。」

またネララは泣き出す声には出さないが思い出すのが嫌なのだろう

トネネ
「でも、これからだと思う。 決して辛い事が始まったわけではない事知っているだろ?」

ネララは涙をぬぐいながら「えぇ、本当に。」と言っていた
確かに何年か前私たちは出会いそして魔女を懲らしめるためにここで夢の国で修行をした
でも結果は敗北した 目の前には見えていたのだがね。

トネネ
「さぁ、行こうよ。私たちが帰る場所に。」

ネララ
「えぇ、・・・でも、もう少しここにいましょう トネネ修行を始めましょう、もっと強くなるために。」

トネネ
「わかった。」

こうして私たちの修行は始まった
ここ 夢の国に来た本来の目的であり強くなるため大切な人を守るために


__________

???

???
「ふぃ〜 ようやくケロン軍を抜けられたよ〜・・・・さてとこれから
どうしようか?ケロン星に戻りたくもないしね」

大空の中で空中バイクに乗っているのは紫のバンダナをしてオレンジの眼鏡をかけた少女

???
「でもなぁ〜地球に行くのも嫌だし〜・・・・お!!」

見つけたのは空飛ぶ船だった

???
「わおっ! 船!? 空飛ぶ船じゃん!! すごいすごいっ」

謎の少女は一気にバイクのエンジンを燃え上がらせ船にちかづいってった


                 続く

 妖怪VS魔女 後編

リュナナ
「・・・・結局、あいつ等なんなの?いきなり攻撃しやがって!」

と、いっても状況は変わらない あたしの目的も変わらないんだ
あの船に乗せてもらう事 だったら大暴れしてやるだけだ

リェノノには 悪いけどね ごめん

リュナナ
「オヤスミ。」

リェノノ
「やっぱり・・・そうするの、ね。」

そう言ってリェノノは眠り始めた
あたしは決して悪いことをしたんじゃないんだ

さてと
その魔女を倒せば今までやってきたこと全部変えられんだ
辛い過去も塗り替えられるんだ


あたしは一気に空に向かって加速した 体は徐々に上昇し始める

数分たってあたしは船に乗り込んだ
そこには魔女がいた あたしを待ってたかのように
魔女の周りには四人が立ちはだかっていた 戦う気は、なさそうだが

セララ
「ふふふ、ようこそ。」

魔女は余裕があるような顔であたしに歩みよって来た

リュナナ
「言っておくけど、ずいぶん余裕みたいだね。」

セララ
「あら? それは貴方の台詞(セリフ)なのでは?」

リュナナ
「? どう言う事よ!」

急に辺りが寒くなった なんなんだろうこの冷気?

セララ
「ずいぶん、私の仲間を遊ばせたわね・・・でも彼女らも楽しかったみたいね」

確かに四人には恨んだような表情は読み取れない

セララ
「自己紹介が遅れたわね、私はセララと申します。 貴方、妖怪ねまるであの人を思い出すわ。」

リュナナ
「そうさ! あたしは妖怪だよ! ケロン人を喰らい生きていくでもここにはケロン人はいないわね、まったく無駄足だったわ。」

セララ
ケロン人? ケロン人って、皆ケロン人じゃない。」

ミムム
「種族、が違うって言いたいんじゃないの? ま、私も幽霊だけどね。」

リュナナ
「細かいことは言うな!さっきから余裕ばっかり! 一体おまえらってなんなんだ!!」

トネネ
(・・・私は食べられてしまうのか。 嫌だな妖怪に食べられるなんて)

セララ
「ずいぶん、怒ってますね、何があったか聞いてみたいんですが、これでは無理ですね。」

そう言ってセララはリュナナに手をかざした
さっきの冷気が一気に増していく

リュナナ
「! こ、これはっ!?」

気づくとあたしは氷の空間に閉じこめられていた 寒い まるであいつを思い出すような 桃色に染まる一面氷の花が咲き誇るような
でも彼女は紫色色の花を咲かせるような感じに静かに花を咲かせたようにあたしの周りを一瞬にして染め上げていく

セララ
「どぉ?綺麗でしょ?氷の花は一瞬にしか咲かないの見れるのはほんのわずかな時間だけ。」

リュナナ
(・・・まばたきをして見ていなかったがもう一度だけ見てみたい・・・ハッ!)

不利な状況は変わらない あたしは負けししまったのか。
あれだけはりきったのがこんな短い時間で破られるなんて
本当に時間の無駄だったのか どうしてこんな事までして
あたしの考えていることは無駄だったの?
強くなるって言うのにこれだけ努力したのに意味がなくなったの?

セララ
「・・・・降参しますか?」

リュナナ
「ま、まだ・・・」

セララ
「その氷の結界は私にしか解くことができないのです、何時間もいると体を悪くしますよ?」

リュナナ
「・・・おまえは・・・どうして!?」

セララ
「ん? どう言う事でしょうか?」

リュナナ
「おまえは・・・・おまえはどうしてこんなあたしにまで優しくするんだ!? あたしは妖怪だぞ! 恐ろしくないのかっ?怖くないのかっ? なのに・・・・なんで。」

あたしは気づくと涙を泣かしていた 結界の中は寒い 本当に寒い 息をするたびに白い吐息が漏れ出す
スキル能力が高いあたしでも数分いただけで凍え死んでしまいそうだった

セララ
「妖怪だろうと、ケロン人だろうとそんなの関係ありませんよ みんな自由に生き生活をする差別なんてここの世界にはない・・・はずです。」

あたしはしばらく黙って魔女の言う事を聞いていた
彼女の言葉にはなぜだか暖かさが感じた 今日まで生きてきた中で一番の温かさを
彼女は言葉を続ける

セララ
「ここにいる私の大切な仲間であり、家族同然のみんなも仲間になる前そんなこと言ってました。 「どうして優しくするの」とか「自分はこんな身なのに」とかとみんな、みんな言っていました、自分が傷つくだけなのに辛い過去を打ち明け心を開いてくれました。魔女の私に、かつて大罪を犯した私にも・・・ね。」

不思議だ 彼女の見る目がまるで何かに包まれたような
お母さんを思い出すような 不思議な気持ちだった
さらにセララは続ける

セララ
「でも、私は軍人は許せないんです、これがどうしてもなのですよ、おかしいですよね? さっき言っていた言葉に矛盾することは自分自身よく知っているはずなのにあの人たちだけは受け入れられない、どうしてこの世に争いが必要なのでしょうか? 傷つけ 殺し合いで何が生まれるのか本当に考えている事がわからなくなってくるんです。 侵略されたところは当然恨みを持つはずです、悲しむ人々も出てくるのも当たり前だと思うんです。違いますか?」

リュナナ
「・・・いや、よくわかる。 おまえ、本当は嫌いなんだよな?」

セララは少し黙ったあと「えぇ。」と言っていた
しかし、ずいぶん時間がたったものだがあたしにはそうは感じなかった この人ならあたしの気持ちも理解してくれるはずだと思い始めた

セララ
「すみません、話が長くなってしまいましたね。 ここから出してあげます、もし良かったら仲間、いえ 家族になりませんか?」

他のメンバーの顔も微笑んでいるようにあたしには見えた
この笑顔に嘘はないはず またあたしは笑って暮らせるんだ

この人になら悩みを打ち明けられるだろう 嘘は言ってないと思う。

セララ
「そう言えば貴女に妹さんがいませんか? 寝ているはずの・・・」

リュナナ
「あ・・・。」

寝せたままだった またあたしは妹を守ると言うか傷つけている
自分の行った行為が正しい・・・はずの事が逆に傷つけている事になっている 最低な姉だ。

セララ
「その子はどこにいるの?」

リュナナ
「ここにいるんだ ここに。」

あたしは術を解いた
船の柱にリェノノは倒れていた(眠ってるだけなのだが) 

あたしの力は物を眠らせ景色や背景に馴染ませ見えなくする簡単に言うとカメレオンみたいなもの
見えないはずのものを見えさせたりすることも可能なのだが使いすぎると体に負担がかかる

セララ
「・・・寝ている、だけですね では」

そう言ってセララは呪文な物と詠唱し始めた
たちまちリュナナは起きた 不思議だ、あれほど深い眠りの魔法をかけたはずなのに この人は本当にすごいのかも知れない

ミムム
「相変わらずだよね、魔法ってそんなに便利なものなの?」

セララ
「私の場合、体に負担がかかるのではないのですよ。普通の魔法使いは基本体が弱い方や病気もちの方、寿命に負担がかかる方が多いのですが、ほら、あれですよ。皆若いころの年齢の時に自分の体に魔法をかけてしまうのですよ・・・・私もそうですが」

トネネ
(じゃあ、BBAなのか・・・魔法使いって面倒。)

ネララ
「トネネ、聞こえてますよ。」

トネネ
「ん? 私は何も言ってないぞ お師匠様。」

リココ
「さあ、また新しい家族が増えましたね、あぁ、朝食がまた増える 食費変えなきゃな〜」

そんなこんなで あたしたちはここですむことになった
それから毎日が嘘のように変わった  

__________________

現在

あたしはミムムと船の展望台にいたここはお気に入りの場所の一つでもある
夜空が本当に綺麗だ あの日の夜を思い出す もう何年も前のことだろうか

リュナナ
「あれからずいぶん時間がたったな〜 始めは緊張していただけなんだけどな〜 少しつまらなくなったな〜」

ミムム
「ずいぶん大きい態度とるようになったよね、本当に緊張していたのか?」

リュナナ
「失礼な! これでもしていたんだぞっ!」

ミムム
「はいはい、わかりました、わかりましたよ〜」

本当に変わった あの人も自分の生活も生きる道筋も本当に 
生きるのが楽しくなったと思う

何よりこうやって仲間と過ごすことが 
あんなに信じられなくなっていたケロン人が と言ってもここの住人は少し変わり者ばかりだが

リュナナ
「ん、そう言えば ここの連中ってケロン人じゃないいよな? まぁ、細かいことは気にしないが種族と言ったほうがいいのか? よくわからないんだ、教えてくれない?」

ミムム
「え・・・珍しいね、君が教えてくれだなんてさ。」

リュナナ
「べ、別にいいじゃないか! 知らない事だって有るんだよっ!」
(くぅ・・・完全にからかわれているじゃん!)

「仕方ないな〜」と言ってミムムは話し出す

ミムム
「ま、ケロン人といってもみんな同じなんだけどね〜。あたしは幽霊だし、足とかは有るけど亡霊かな?どっちだろう。ネララは神様なんだって驚くよね〜、でも厄神だからろくな事ないよ、あたしだって実際ひどい目に遭ったよ・・・リココは・・・ん、なんなんだろう?よく解らないと言うか詳しくは知らない。セララは知っているんじゃない? トネネは珍しくケロン人だね、変わった性格だけど、会った時は妖怪かと思ったな〜。セララは言うまでもないよね〜」

リュナナ
「リココって眼帯しているんでしょ? なんでさ?」

その質問にもミムムは黙っていた わからないといいたくないようだが
あたしはそんなにも期待はしてなかった

ミムム
「寒くなったね、そろそろ中に入ろうよリュナナ。」

リュナナ
「うん、そうだね 入ろうか。」

ミムムの背中はいつもと変わらない
あの日の夜と変わらない

 
ずっとこのままでいようね もうずっとこのまま一緒にいたいね
これからもよろしく あたしの大好きな仲間たち



                        END

 妖怪VS魔女 前編

???
「せ・・・セララ様! こちらに何か近づいてきますよ!」

セララ
「あらら 本当だわ・・・妖怪の様ね、ケロン軍なら追い出すけど、ね。」

セララは念のためにメンバーを集めさせた

セララ
「みんな、よく聞いて あの子たちを殺してはいけないわ」

集まったメンバー
ミムム、リココ、ネララ、トネネはうなずいた

ミムム
「えーっと、どうすればいいの、セララ?」

ネララ
「簡単な話ですよ、単に捕まえろって事ですよね?」

セララ
「えぇ、まぁ強引にはやめてくださいね。」

リココ
「わかりましたよ では、行きましょうか?」

トネネ
「・・・・」
(面倒くさい・・・・)

セララ
「ん? トネネ、面倒くさいとは思っていませんよね?」

トネネ
「ん〜思ってないよ。」
(バレてる・・・)

_____________

リュナナ
「お、さっそくお出迎えってわけ・・・でもないみたい。」

メンバーの四人からは戦う(?)オーラーが見えている

リェノノ
「ど、どうしょう・・・。」

リュナナ
「簡単な話よ、あっちの頭(かしら)の頭をとればいい実にシンプルな話だわ!」

リェノノ
「わ・・わたしは・・・」

リュナナ
「う〜ん・・・「隠れなさい」って言っても、ここ空上だしね・・・さて、どうしょうかねぇ。」



四人は段々近づいてくる

ミムム
「む〜どうやら妖怪だよね・・・食べられるのかな私・・・」

リココ
「妖怪は幽霊のあなたを食べるわけないじゃない。」

ネララ
「どう見てもあっちもすごいやる気満々みたいですね・・・・」

トネネ
「ま、話し合いは無理ってことだな。」

ネララ
「困りましたね、どうしましょうか?」

ミムム
「ひとまず、攻撃してみるぅ?」

リココ
「それは止めたほうがいいわ! 絶対にっ!」

ミムム
「もぉ、固いこといわないでさ・・・・」

そう言ってミムムは詠唱し始めた

ミムム
「いざ! 私の力存分に味わいなさい!!」

ゴーストシップガール・オブ・ルアー

瞬時にミムムが消えた
いや、高速移動をしたのだ 幽霊の彼女は重力なんて関係ない空も自由に飛べると言うか浮いている
同時にデッキブラシを振り回し始める

ミムム
「あははは、これを食らったら・・・痛いよぉ。」

そう言ってミムムはリュナナに近づいていった

リココ
「・・・どうしていつもこうなのか・・・」

頭をかかえるリココ

トネネ
「学ばない、だけなんじゃないのか?」

ネララ
「彼女の前では言わないくださいね。」

トネネ
「わかったよ、お師匠様。」

リココ
「と、とにかくミムムを追いかけましょ。」

__________

リュナナ
「! ひらめいた! ひらめいたよ・・・こうして・・・・」

リェノノ
「!? ちょ・・・zzzz」

二人は暗闇化となった周りは星空と同じ色に包まれ
リェノノは眠り始めた
リュナナとしては主人を辛い目に合わせるのが嫌だったからだと思うが
理由はもう一つ、妖怪としての力暴走でリュナナの手に収まらなくなるから

リュナナ
(成功してる・・・やっぱり修行の成果だと思う)

そこにデッキブラシを振り回したミムムが来た
リュナナは瞬時に暗闇へ隠れる

ミムム
「あ、あれぇ〜? 消えたの?」

いない? そう思うのが先だった
さっきまでは・・・いたのに!

リュナナ
「ふふ、どこにいるか当ててみなさい」

ミムム
「!? 隠れてないで出てきなさいよ!!」

ミムムは辺りをふりかえる

リュナナ
「あら〜ぁ まだ解らないの? じゃ、少しだけなら・・・・」

そういって術らしきものを解いた
リュナナはミムムの背後を突いた

ミムム
「う、後ろっ!?」

リュナナ
「すきありっ!」

背中を突かれた時は遅かった
メリッとリュナナの拳がミムムの腹をついた

ミムム
「う・・・侮りすぎたかも・・・」
敵を侮りすぎたミムムはその場で動かなくなった

それをみたネララは

ネララ
「!! ミ、ミムムが! り、リココ回復を」

リココ
「え、えぇ。」

そう言ってリココはミムムに近づく

リココ
「・・・気絶してるみたいね」

トネネ
「こっちに来る!」

リュナナ
「・・・・さぁ、お次どなた?」

リュナナは気絶しているミムムと手当てをしているリココを無視してこちらにやってくる

ネララ
「なら、私がお相手しますか!!」

ネララは船をかばうようにリェノノに立ちはだかる
後ろにはトネネがいた

トネネ
「お師匠様 私も手伝う それ弟子の役目。」

リュナナ
「ふーん、2対1とは卑怯よね〜ぇ。」

ネララ
「妖怪の貴様も同じですよね?」

リュナナ
「知った事か!」

そう言ってリュナナは突撃した

ネララ
「面白い!」

ガキィイイイイイイイイイン

ネララの槍とリュナナの拳がぶつかった
鈍い音が周辺に響いた
ぶつかった反動でお互いに後ずさりする

ネララ
「骨・・・いったんじゃないか?」

リュナナ
「ん・・・普通はねっ!」

ガキィイイイン

今度はトネネの短剣がぶつかった

トネネ
「おまえにお師匠様の邪魔はさせないから。」

リュナナ
「残念だけど、あんたには用はないからっ!」

拳がトネネに向かってくる

ネララ
「危ないです! トネネそこを離れなさい!」

リュナナ
「遅い! 遅いねぇ!!」

リュナナの拳がトネネの目の前に来る

トネネ
(くっ、やられるのか?)

トネネは思わず目をつぶった

ネララ
「させません!!」

ゴウウウウウウウウウウン

リュナナ
「!?っ レーザー?」

ネララ
「私の可愛い弟子には傷つけさせませんよ!」

そう言ってネララは宝塔を構えた
左手に宝塔をもち空へかかげた
_厄呼び七色レーザー砲_

辺り一面七色の光(虹)に包まれる
リュナナも思わず目をつぶった

瞬時にその光がリュナナに降り注ぐ
それだけではなくレーザーがまるで槍のように長かった

地上に突き刺さるほどの長さだったような気がした

リュナナ
(う・・・なんて強い光なの、このままじゃ。)

目がやられてもこっちにはまだ耳がある
風と空気の音を頼りにネララのレーザーをかわしていく

ネララ
「・・・・しぶとい、中々やるやつですね これならどうですか!」

電撃雷雷足蹴り(でんげきらいらいキック)

ネララは宝塔の光を足にまとわせた
ネララの左足が金色一色に包まれる

そして、一気にリュナナの背中を蹴った
リュナナはのけぞった
飛んでいたはずのリュナナは段々下へ下へと落ちていく

リュナナ
「くっ・・・ただのケロン人に・・・やられるかぁぁ!」

そう叫んでまた上昇し始める

ネララ
「!! こいつ、まだ・・・。」

トネネ
「しぶとい奴だね。」

目がやられてもこれだけの体力とは
ネララは心の中では強いと思った
でも野放しにするとセララが危険だ

ネララ
「いい加減、あきらめたらどうだ 貴様には勝ち目なんて・・・」

リェノノ
「今開放する我の最も愛する下部(しもべ)よここに力を 勝利は我に有りっ!!」

リュナナ
「っ!? リェノノ!? 一体何を?」

リュナナの闇の中で眠っていたはずのリェノノが詠唱し始める

同時に船のメンバーは辺りを見渡す

ネララとリュナナの激しい攻防戦を見ていたリココが口を開いた

リココ
「ま、まだ妖怪がいたの? こうなったら」

_ルパパ・ヒール_

リココはミムムの額に手をかざす
気絶していたミムムは目を覚ました

ミムム
「・・・・うう、リココありがとう。」

リココ
「まったく無茶してはダメでしょう? それより」

ミムム
「うん、聞こえた ちゃんとね。」

リココ
「さぁ、ネララの援護しなくてはね。」

ミムム
「OK」


一方

リュナナ
「う・・・リェノノ駄目だよっ その力を解放したらっ・・・」

リュナナは空中でうずくまる
ネララは攻撃を止めた 同時にトネネにも命じた

ネララ
「いいか、よく聞くんだ セララ様にこの事を。」

トネネ
「わかった、お師匠様の頼みならやる。」

ネララ
「お願いします。」

トネネは船へ上昇し始める
魔法も使えない彼女がなぜ飛べるのかと言うとネララの宝塔の力があってこそ
同時に彼女にもその力が宿ってる

トネネ
「これは、かなりまずい? ヤバイ? いいや、違うと思う新しいなにかが・・・」


トネネを見送ったネララは下からやってきたミムムとリココと合流する

リココ
「これは一体、どういうことなのでしょうか?」

ネララ
「わからないですね、でもあちらの紅い方よりだったら、さっき詠唱をしていた者のほうが」

ミムム
「ヤバイってことだよね?」

ネララ
「ここはとにかく、あの妖怪をを船に。」

リココ
「ま、待ってよ。 もしセララ様に何かあったらどうするの!?」

ネララ
「大丈夫なこと、リココ・・・いや、あなたがよく知っているでしょう? こんな私よりだったらね・・・」

ミムム
「み、みて!あいつら・・・」

リュナナはそのまま動かなくなった
同時にリュナナがかけていた呪文が放たれリェノノの姿を三人は目撃した
リェノノは死んでいるように眠っていた

リュナナ
「う・・・忌々しいケロン人にやられる・・・か。」

ムクリ そう言ってリュナナは起きはじめる

ミムム
「ネララのあれを喰らってもまだ動くとはね」

ネララ
「これ以上あの妖怪を傷つけないようにどうにかしなくては。」

リココ
「相手はだいぶ弱ってるみたいだし、それに眠っているのも。」

リュナナ
(・・・ここで戦ったら勝ち目はないかもね、正直あの蹴り技かなり・・・)

リュナナが何も攻撃してこないのを見てネララはひらめいた

ネララ
「・・・2人ともここは退散しましょう、トネネが先に船に戻っているはずです。」

リココ
「・・・本当に大丈夫でしょうか?」

ポン とミムムがリココの肩を叩く
リココも安心したのかうなずいた

ミムム
「決まりだね、何かあったらその時はその時だと思うよ。」

ネララ
「えーっと、何かがあったら困りますけどね;」

3人は少し笑いながら船へ戻っていく
それを見たリュナナは叫んだ

リュナナ
「おい! おまえら」

ん? と三人は振り返る
普段とはありえない光景だが敵を野放しにするのがリュナナには気に食わなかったんだろうが、

ミムム
「なんだい、赤い妖怪。君にはもう要が無いんでね帰らせてもらうんだよ好きにしたら?」

リュナナ
「な、何を、馬鹿なことを!」

リココ
「馬鹿なこと? どういう意味でしょうか?」

リュナナ
「ふ、普通は殺すとかしないのか? おまえらは!」

ネララ
「あいにくですが無駄な殺し合いはしないのでもう戻ろうかと、ただし軍人は嫌いなので話は別ですが。」

そう言って三人は船へと上昇し始めた
それを見送るリュナナは考え始めた


リュナナ
(おかしいだろ・・・何かの間違いなのか? それとも・・・)

リェノノ
「お姉ちゃん、仲間にしてもらおうよ・・・・それがいいと思うよ、あの人達絶対に嘘は言ってないと思うよ。」

リュナナ
「どうして!? 今までケロン人はあたし達に!」

リェノノ
「そう考える私たちが心を閉ざしたら、もっとダメなんだと思うよ。」

リュナナ
「・・・・。 わからないよ、あたしにはどうしたらいいかわからないよ。」



            続く

お久しぶりです

ようやくPCがいじれるw

もう7月なんですね・・・早いな〜
テストも無事に終わって返ってきた
点数は・・・聞かないでねw←

ポケモンホワイト2買ったぜ!
予約したから楽勝だったんだ!←
誰かコード交換しよう バトルしたい ボイチャしたい
交換したい人教えてね((いないよw
もうすぐ殿堂入りするけどね
バッチ8個たまったしね

Nに会いたいよNううう///

さて、先日2日にゆかちゃんの誕生日があったんのだが
メールでしか祝えないと言うw
でも喜んでくれてよかったかも え?イラスト? ksいからうpしたくないんだ

テスト期間だったからね・・・あはは・・・はぁ・・・・

今はごまぷりんちゃんのリュルルさんを書こうとしているがペン入れ出来てない;
もう少し待っててね^^;

まぁ、リクある人(オリケロだけど)コメント欲しい←

小説うpしたいんだが、いじる暇がない(泣)

今月も色々忙しくなりそうなので気長に待ってくださいねノシ