4通目 沈む身体

ルアアと生活して3ヶ月 時間とは早いものだな
今まで軍の中では友達と呼べるものがなく寂しかったが
ルアアがいてくれて本当にうれしい

デッキブラシの扱いも だいぶ上手くなってきた
戦闘での実践もそこそこだが教えることは大体教えた

すべてが実感できる 生きると言う事はまさにこのことだ

この時間が永久に続けられたら 私はどれだけ幸せなのか

___________

でも、そう簡単には物事は上手くいかない

ある日 私たちの乗っている船に一通の電報が届いた
急な内容なので電報なのだろう 

私はそんなに偉くはないので電報までは手が出せない

でもその日はやけに上司や船長が慌てている様子だった
私はいつも通りデッキブラシを構え見張りをしていた

船長
「ちょっと皆、集まってくれ」

「何だろう?」など口に言いながら船員全員船長室に集まった
うちの船隊はだいたい10名なのでそんなに多くない
船長室には多少のスペースの余裕がある

元々、この船長 かなり昔は海の暴れ者(ギャング)だったらしい
目元のには沢山の傷がある 私は女なのでそんなに傷はつけたくない
性格は大らかの人でとても頼りになる 今でもこの船では3割この人のお陰でランクが少し上なのだ
それに、優しい この人は私の御父さんみたいだった
実際、『御父さん』って昔間違えて読んでしまったが彼は笑っていた

船長
「皆、集まったか。 ケロン軍海軍本部から連絡が入った 皆心して聞くように。」

読むのはこの船で船長の次に偉い海軍少佐だった このケロン人少佐、実は私の本当の父だったらしい 死んでからようやくわかった

ミムムの父
「では、読み上げるぞ。 ・・・ケロン軍海軍346番船、他の船にも緊急でこの電報を打った内容は他者とは異ならない では本文に入る先日ケロン軍の戦場データによりB−46番ででは激戦が続いている。 至急、其方の海戦力を求む。」

また戦争か・・・ 一気にその場の空気はは沈没した

船長
「・・・・またか。軍にも呆れたものだ、本当に・・・昔と全く変わらんじゃないか」

船長がそんなこと言って良いのだろうか? はじめは思ったが同感である
ため息をつきながら船長は船員に命令を下した

船長
「至急、B−46番地に、舵をとれ いいか?これは戦争だ、一刻も早くこの戦争を終わらせる、我らの力がどんなにひ弱でも・・・な」


船員全員 船長室を出た

出るとき船長は
「我々は軍の玩具『おもちゃ』、か」と呟いていた

ルアアは不安そうな顔をしていた 実際、実戦は初めてであり経験も浅い

ルアア
「先輩、これからどうすればいいんですか?」

ミムム
「どうすればいいかは、船長にまかせな。あの人がこの船全員の命を預かってくれるくれるから 私たちはその命令に従う手駒だから、ね?」

正直、私も怖かった 内容が余りにも酷いというか
昔・・・そう海軍は海を守るのが本来の役目なのに
戦争の手駒になるなんて思っても考えてもいなかった

憧れた存在が今こういう形で何かが崩れ始める、そんな気がした





それなのに、私は・・・何故?

戦場にいるはずなのに・・・・どうして?



また暗く冷たい海の底・・・・どんどん沈んでいく

さよなら・・・私 体という形を持った私

ここでお別れだね・・・・ 楽しかった?

この人生、胸はって『楽しかった』って言える?


???
「ツマンナイ・・・ツマンナイよね?」

ミムム
「だ・・れ?」

???
「今は良いじゃない、そんな事。 ここで死ぬなんてつまらないよね?」

ミムム
「し・・・死んだ? 一体・・・誰が」

???
「あれ〜気づいてないの? あんただよ、あ・ん・た」

嘘だ・・・・嘘だ!!
そんなの嘘に決まっている

夢だ・・・夢なら・・・

ミムム
「覚めて!!」

???
「あはは、無理無理 覚めないよ〜、ね?ドロシェール」

赤い女は愛用の武器を撫でながらくすくす笑っていた

???
「あんたはもう人では無くなったの、分かるぅ〜?」

ミムム
「ば、馬鹿なこと・・・言わないで、私は わたしはまだ・・」

死にたくない


でもそれは二度と叶わなかった

一体 私を殺したのは  だれ?

嗚呼解った 人ね 愚かな人ね・・・

ミムム
「怨んでやる・・・わたしを殺した奴を・・・」

その時から私の身体と精神は段々と黒く染まっていった

                              続く・・・

コミケ行って来ました///

タイトル通り

近くで開催されたコミケに行って来ました
人生初なんです、マジで←(笑)

レポート的に記事に書きます

今回は(初めてだけど)リア友と一緒に行って来ました

11時ぐらいに会場到着!
いざ出陣w((

今回はケロロは有りませんでしたが

私はボカロやプリキュア、フエィト、ティルズ、仮面ライダーなど・・・

ヤバイ、ここは天国ですk?
グッズが山ほど・・・最高だ///

一応買ってきた物↓

後はスケッチブックに管理人様から色々描いてもらいもらいました///
スケッチブック<見よこれが神絵だ!! 
私<ははぁーーーORZ

管理人様ありがとうございました
ちなみに、スマイル/プリキュアの管理人様からはバットエンド三人組
メインではありませんが、東/方の管理人様からフランドール・スカーレット
ティ/ルズを扱っている管理人様からジェイドを

最高すぎて食べてしまいそう←じゃあ食ってろw

あと、ラクガキコーナーに私の嫁←(タママ)を描いてきました
ついでに「ケロロ軍曹一生愛します! 終わってるとか言うなよ!!」って書いて来ましたww

一時間して、落書きコーナーに戻ったら な、なんと同士が!!
うひゃあああああああ ギロロかっけええええええええええ////

そしてコメントのほうに(終わらんよ)って矢印!!

うちより上手いし、かっこいい///
同士もいて最高な一日でした

あとプリキ/キュアの色紙抽選会で当たりましたあああ

また行きたいな〜 今度はクリスマスにあるらしい。

Qところで、薄い本は?

Aえ?私、未成年だよ? 断じて買ってません!・・・買ってませ、ん



               おわr ←れ

 脱走兵とコーヒー

???
「着いた〜 着いたよぉ〜」

そう言って謎の少女は船に降り始める

ミムム
「ん? あれは、まさか・・・」

???
「ふぉう!ミムムじゃん! おひさーぁ。」

ミムム
「誰だっけ?」

???
「酷いなぁ、シウウだよぉ。忘れたの?」

「うん」とすぐに答えられた 正直悲しい
ここに帰ってきた目的は結構、いや山ほどある

ミムム
「あ、思い出した!思い出したよ。脱走兵シウウ!先日新聞に載っていた、しかしまぁ、派手だよね」

シウウ
「何が? え、まさか格好? 嫌だなぁ〜そんなに派手な」

ミムム
「何言ってるの、脱走の仕方だよ、完全に指名手配じゃん。新聞にガッチリ載っていました!」

そう言ってミムムは新聞記事を私に押し付ける
内容はこう書かれてあった

脱走兵シウウ ケロン軍データ全持ち出し これを切欠に指名手配する

先日の昨夜無断で作業場に入りハッキングを行い何の目的かわからないが今までのデータをコピーし防犯カメラに悪戯をして逃げたという。なお、被害者はいないが今後脱走兵を見つけたものには賞金(pー)万円を渡す 見つけたものはすぐに警察、軍、政府に知らせるように。 

後は電話番号などがつづられてあった

との事だ 証拠写真のは私がピースをした写真が飾れてあった


シウウ
「おう! 派手だね〜 あ、私かこれ」

ミムム
「相変わらずバカだね、君は、その犯罪者がいるんだ」

シウウ
「む、バカってことはないでしょ!こっちもこっちで忙しいから。」

セララ
「騒がしいですよ、ってあら?シウウ帰っていたの。」

シウウ
「お、セララ 今帰ったぜ! どうでい、私の犯罪はっ!」

「威張るものではありませんよ」と笑顔で怒られてしまった

セララ
「ところでシウウ『あれ』は? 当然持ち帰って来たでしょう?」

シウウ
「勿論だぜ、ほれ」

そう言って私はカバンから携帯を出した これがメモリスッティックの役割を果たす
現代はスマホとか言う機械が多く使われているが私はあえて操作ミスの無い(個人的に)携帯を使う
携帯とは遠くの相手とも会話できる箱だ 他にもインターネットやメールなど電波による仕組みでいろんなことができる
勿論、私は悪用した目的で携帯を使っている、すべてはセララのためだった

セララ
「相変わらず、ね。 少しの間借りるわ。」

シウウ
「ん? 全部焼き払っても構わないよ 私には必要ないし」

セララ
「せっかく、買った貴方の携帯よ? 良いの?」

シウウ
「あーそれデータ用だもん。 いらない」

ミムム
「じゃ、また何日間か出てこなくなるの? セララ様。」

「まぁ、そんなことになるわね」といってセララは自分の部屋に入っていた
これから始めるのはデータを自分の脳内へ送り込む高度で難しい作業
ケロン軍の『歴史』『軍事力』『人口』『状況』『技術力』『文明』など
それを今度は『魔道書』に書き写す これでいつでも軍がどう動くか把握できる
この作業時間およそ一週間 飲み食いもせず生きられる体こそできる至難の技だった
私はこの人が羨ましい

ミムム
「さぁ、私たちも行こうよ。」

シウウ
「ういーす。 あー腹減ったな〜」

食堂へ向かう 懐かしいなこの船はかつて私が創ったものだった
まぁ、セララの魔法もあってだが

食堂にはお馴染みの仲間がいた 数年ぶりで懐かしく思う

今日はカレーライスだった

リュナナが口を開いてきた

リュナナ
「で? で? 人を殺したのか?」

シウウ
「あのね〜、私は人殺しはしないよ? 専門じゃないし、妖怪でもないし」

リココ
「食事中に、まったく」

リェノノ
「妖怪、今でもいますか?」

シウウ
「妖怪ね〜 最近は減ってきているよ。」

リェノノ
「そうですか。 でも人を襲うことはしないと思うのに、何でだろ」

リュナナ
「人を襲って何が悪いのよ、それが妖怪でしょ? そうしないと生きてけないよ?」

リェノノ
「それもそうだけど、私たちは例外だよね」

リュナナ
「そうだね、ま、ケロン人の血は流れてるだからかね?」

ミムムはカレーに夢中で会話には入ってこなかったがこちらの話を真剣に聞いていた

食事が終り 私はリココに今までのことを話す
彼女とはここで出会って 結構長い 親友みたいな感じ
まぁ、この子も色々と厄介ごとがあるのは私とあの人だけが知っている



今気づけば ネララとトネネがいない
彼女に訪ねてみた

そうすると彼女は
「修行だって」それだけだった

ふむ、何か理由があるようだ
深くまでは聞かない 頭のなかがごちゃごちゃするのは嫌だから

私はこの数年間ケロン軍にいたことをすべて話した
嘘をつくのはあまり好きではないしオマケに苦手だから

『言霊(ことだま)』は時に物事を大きくし
そして苦しめる ある体験でわかったから

ミムム
「コーヒー飲まない?」

船の中からミムムが現われた
珍しいな、普段は自分は多く飲もうとマグカップが4つあるはずなのに
今日は3つ 自分の分と リココの分 そして私の分

リココ
「珍しいね、自分からなんて。 今日は何? リュナナのとこ行かないの?」

「寂しがるわよ〜後で抱きついて来るかもw」と私も面白半分でマグカップを受け取った

ミムム
「抱きつきまではしないと思うな、はっきり言って勘弁して欲しいよ。」

リココ
「もったいないわね〜 妖怪から好かれるなんて。」

ミムム
「君だって、厄神様に愛せれてるんじゃなかったの?」

リココ
「? 一体誰の事?」

一瞬、場の空気が冷たくなった そんな気がした
まさかとは思うが、記憶を?

ミムム
「まぁ、いいわ。これ飲んだら行っていますか。」

シウウ
「ひゅ〜 お熱いね。 羨ましいリア充めw」

「誰がリア充だっ!」そう頬を赤く染めてまた彼女は船の中へ戻っていった
久々に友をからかうのは楽しい なんと言うか本当に帰ってきたんだ

本当に軍にいたころとは大違いだ

上司や同士に縛られ 時間も自由もない軍生活
呆れる、本当に呆れる もっと自由が欲しい!!

私は軍の中では 手に余るほどいるエンジュニアだった 基礎しかできない
ただの落ちこぼれだった 

私はある意味軍が嫌いだ 戦いとかそんなのにはあまり興味はないが
人を、なんだと思っているんだ! 一つの命令で沢山の人が動く
偉い奴だけ最後に残り ただ何もできない上司が 手本もやり方も何もしないで
画面に映される 結果だけで 満足し喜ぶ
自分の軍の仲間だって 相手の敵だってどれほど傷つき苦しみ殺されたのかも知らないくせに

同時に私はオペレーターもやっていた
実戦はやった事がないが先輩の職務を見ていた

ヘッドホンを耳にあてマイクで戦闘兵にいかに正しく正確に情報を伝えるかがオペレータの勝負の世界

だが聞こえてきたのは 叫び声 だった 

人殺しめ  何が軍だ
利益しかお前らには見えないのか?
答えろよ!

私には怒りという感情しか生まれてこなかった

だから、私はある一人の女と手を結んだ
それが自分が『悪』となった日だった

一般の家庭に生まれた私
普通に学校に行き 友達もいるのに

一体 本当に どうしてだろうか?

そう思い 私はコーヒーを飲み干した
もうじき雨が降るだろう

私はリココと一緒に 船の中へ入っていった

 鏡の中の世界

君は一体どこにるんだい?

あれからひとりで何をしてるんだい?

僕たちの大切な世界でたった一人の妹・・・

__________

???
「な〜に? ジスス、また考え事ぉ?」

ジスス
「・・・あのねぇ〜リュナナ、君もいい加減しつこいよ。」

リュナナ
「・・・しつこい って失礼ねぇ〜。 あたしだって忙しいんだからぁ〜」

ジスス
「忙しいって、僕にはそういう風には見えないんだけど」

「つまらない、部屋に戻る」そう言って彼女はまた気まぐれで暗闇に行ってしまった

ルヴァヴァ
「ようやく行ったか」

ジスス
「兄さん、まさかリュナナがいなくなるのを・・・」

ルヴァヴァ
「それ以上は言うな、察してくれないか。」

まぁ、性格が苦手なのはわかるんだけど
僕もあのつかみどころが無い性格は苦手だ

それはさておき、

ジスス
「何か用なの? まさか、他のところに偵察に行けなんて」

ルヴァヴァ
「言わんよ・・・、それより、情報だ。」

ジスス
「・・・何の?」

兄から聞いたのは 妹が生きていることと無事に暮らしていること
場所とかどうなったかは不明だったが それでも喜んだ

ジスス
「ところで、誰の情報だい?」

ルヴァヴァ
「知りたいか?」

???
「2人とも何の話をしてるんだ?」

ルヴァヴァ・ジスス
「む・・・」
「あ・・・」

そこに現れたのは暗闇でわからないが彼の声だった
僕らをここに導いた歳もそう変わらない青年

どうやら会話を聞かれたらしい

ルヴァヴァ
「貴方のようなお方が、盗み聞きとはどうかと。」

???
「いや、失礼。 あまりにもルヴァヴァが深刻そうなんて滅多にないからな。」

ルヴァヴァ
「・・・・あのですね。」

ジスス
「レドド様ってそんな趣味があったのですか、これも知識としておきますかね」

ルヴァヴァ
「よせ、なんて悪趣味な。」

ジスス
「さて、そろそろあの子達におやつでもあげてくるかね〜」

「それでは」といってジススはどこかに行ってしまった

レドド
「相変わらずだな、思わんか? 他の動物に懐かれるなんてね」

ルヴァヴァ
「昔からですよ、それより、ここに来た目的は他にもあるんですよね? レドド様?」

____________________

リュナナ
「つまーんない、つまーんない!!」

リュナナは暗闇の中を一人で歩いていた
朝も昼も夜も無い世界 時間さえもわからない世界

リュナナ
「本当に・・・つまらない」

そういって近くにあった花瓶を握った

ミシミシ・・・・ パリン

手の握力で花瓶は粉々になってしまった

リュナナ
「ふーん・・・つまらない、どうしてすぐに壊れてしまうの? あたしが気に入らないの?」

???
「つまらなくないですよ、リュナナ。」

リュナナ
「・・・・なんだ、あんたか。」

ディアア
「世の中、楽しい事なんてたくさんありますよ。」

そう言ってディアアという薄桃色のケロン人はハンカチを差し出し
花瓶を握った方の手を優しくふきはじめる
白いハンカチは段々紅く染まっていく

リュナナ
「あんた、旦那からもらったやつ汚していいのか? あたしのために。」

「大切な仲間・・・いえ、大切な家族ですから」ディアアはそう言ってまた丁寧にふきはじめる

ディアア
「魔法で治すのと、こうやって丁寧に治療するのだと大違いがある、と私は思います、さぁ、ジュナナのところに行きましょう。」

リュナナ
「・・・いいよ、迷惑だと思うし・・・」

そう言って手を離そうとしたが 彼女は首を横に振っていた
表情は「ダメですよ。」と優しく叱られたようだった 自然にあたしは彼女について行く事にした

「暗いですね」 そう言ってディアアはパチンと指を鳴らした
辺りは明るくなったゆかにはレッドカーペットが敷かれ天井にはシャンデリア壁には窓一つなしの神殿
窓が無い代わり所々に鏡があった

でも普通の鏡ではない 自分が写らないのだ  

基本普通の鏡だと自分が写り動作をすれば鏡の自分も同じ動作をする これは当たり前のこと

鏡にはこんな言い伝えがある 鏡には神がいる かがみと言う字から「が」と言う字を抜くと「神」
日本だけの考えなのかはわからないがそんな説を耳にしたことがある

自分が写らないといったが 彼ら、彼女らは吸血鬼ではない
吸血鬼は鏡に映らない どこかで聴いた事がある一部の説

でも上の説とはまったく違う
ここの鏡に映るのは外の現実の世界 自分の居るべき世界
海だろうが、山だろうが、街だろうが、天国か地獄だろうが
自分が今居る世界が写るのだ

リュナナの場合牢獄が写る
鏡の向こうには妹が泣いていた


「暗いよ〜 怖いよぉ・・・・ お姉ちゃん、どこなの?」

ここから出たい 何度も思った でも今は無理な事だとわかっていた

リュナナ
「鏡、嫌い・・・・妹、悲しんでいる。」

ディアア
「妹さんですか?私には見えません。 それは貴女の世界ですからね、いつか帰るその日まで」

会話をしているうちにジュナナの部屋に着いた

ジュナナは「また?」という顔で迎えたように思えたが
人形にすぐに薬を準備させた

ジュナナ
「ドールA89、ありがとう。・・・・はい、手、出して」

彼女は人形使いでもあり薬の調合が上手い
ネーミングセンスがないわけではないが、たくさんある人形にいちいち名前などつける暇が無いと言っていた
現在その数2000を越える・・・いやそれ以上。

人形から渡された薬は間違いなく切り傷用の薬だった

ジュナナ
「薬は塗っておいたわ、傷口すぐ閉じるわけじゃないから、一応包帯巻いておくわ。」

リュナナ
「・・・邪魔だわ。」

ジュナナ
「・・・あ!そうそう、ドロン星で流行った 激辛唐辛子蟷螂(カマキリ)の鎌と飛蝗(バッタ)の尻尾和え。これ以外に効くのよ、これがいい?」

リュナナ
「・・・・・」
(カマキリ?バッタ?聞いた事ないものばっかり・・・)

ジュナナ
「他には・・・激辛味噌薬風味蜂の針と蛞蝓((なめく(P-))入り、これはケロン星だったかしら?舌が大火傷になるんだったわね。塗る?」

リュナナ
「い、いいや。 ほ・・・・他には? もっとまともなの。」
(・・・ケロン人が蛞蝓入れるなんて聞いたことない)

ジュナナ
「じゃあ、塩でも塗る? マロン星海水100% 効き目抜群。泣く子も笑う子も黙る塩加減よ。」

リュナナ
「・・・遠慮しておきます、 包帯でお願いします。」
(くぅ〜どこまでドSなの!? 患者に、塩塗るなんて!!)

ジュナナ
「本当に塗らなくてもいいの?特効薬・・・。」

リュナナ
「結構です・・・。早く治りそうなので、ほら!」

そうやってリュナナは手を開いたり閉じたりした
「じ、じゃあ戻るわ。」そう言ってジュナナの部屋から出た部屋の外ではディアアが待っていた

「終わりましたか?」彼女は質問する
「この通り」そういって手を見せた

ディアア
「では、行きましょうか・・・」

そしてまたリュナナたちは暗闇の中へ消えていった

 春の出会いと思い出

青い空 白い雲 そしてこれから赤、黄、橙などの季節が巡ろうとしてくる

でもまだ 暑い日々は続く、そんな気がした

ここ日本は四つの四季がある

桜の花が咲き誇り 新しい命の芽生え 街全体を桃色に染めていく 春

梅雨から太陽が燦燦と照りつける 蝉が一週間という間なき続ける 夏

赤、黄、橙 のグラデーションが奏でる紅葉 果実が美味しい時期 秋

深々と降り積もる真っ白の雪が辺り一面白く染める 美しい世界  冬


私は読みかけていた本を閉じた
ミググが側で色々と資料をまとめている もうここに来て6ヶ月
早いものね そう思いコーヒーを口にいれた
まだ子供なのでカフェオレなんだが

あれはいつだったか

そう、今年の春 私とミググはここ地球にやってきた
目的は言えないが 企業秘密ともカモフラージュしておく事にする

そして 振り返る あの春の日々を

桜 咲き乱れ 美しき春の日々

____2012 春 地球の何処か

???
「桜、終わったのかな〜? 咲いてないよ」

ミググ
「そうですね、時期が遅かったのかしら?」

そう言ってミググは「花図鑑」を読んでいた
生憎、私は植物に興味が無い 食べ物 いわゆる「花より団子」だ

???
「それより、お団子はどこ? さっき買ったよね。」

ミググは笑いながらカバンから三色団子を私に差し出した
ついでだがお茶も出てきた さすが私の執事である 気がきく
子供私が言うのは可笑しいのかな?

三色団子を口にほおばりながら私は葉桜になりかけた桜の木を見上げた
見たかったな・・・ 少し残念に思った

???
「ここで何をしているんですか?」

突然、地球人が話しかけてきた
ミググは驚かず騒がず 訳をその地球人に話しはじめた

見た目は小学校、3〜4年生 つまり私の1つ2つ上の女の子だった
黄緑色のキゃスケット帽子を深めにかぶってこちらから表情が見えないが
これが地球人の女の子、か 少し興味がある
私もミググに寄り添った

女の子
「ふむ、なるほどね、つまりお姉さんたちは桜が見たいのね。」

ミググ
「そうなんです、生憎他の国から来ましたから。わからなくて」

女の子
「う〜ん、ここは残念だけど、他にもあるんだ教えてあげるよ」

???
「本当!? これでお花見ができる」

女の子
「あれ? もう一人、まぁいっか じゃあついてきて」

「こっちだよ」そう言ってリュックサックを背負っている女の子に私たちはついて行く事にした
悪い子ではなさそうだ、でも気になることがあった あのリュックの中身が知りたい
時々、モゾモゾ動いているような、動いてないような

女の子
「そうそう、まだ名前いってなかったね、私の名前は 愛歌(まなか)だよ 」

ミググ
「私はミグーナ=ラウトス・ファネル、ミグと呼ばれています。
 こちらは私の主人です。 名前は匿名なので」

愛歌
「え!? 姉妹ににも見えないなって思ってたけど この子があなたのご主人様なの?」

???
「そうだよ、でも名前呼びにくいと思うからフィアでいいよ。みんなにもそう呼ばれているしね。」

「すごーい。桃姉みたいだ!!」そう言って私と愛歌の間で会話がなりたった
やっぱり地球は面白いところだわ そう確信した
話している間に 彼女の言う秘密の場所に到着した

なんて美しいの・・・・私は言葉を失った

愛歌が「どう?綺麗でしょ?」と得意げに言った
ミググは「美しいですね、やはり本物が一番ですね。」といってお花見の準備を始める

秘密の場所 そこはあんまり人が来ない場所で彼女の隠れ家というか秘密基地みたいだった
小さな丘の上に大きくそして花びら一枚一枚に桃色で染め上げられている

もぞ・・・ またリュックが動き出す

???
「ねぇ、愛歌さん、そのリュック何が入っているの?」

すると彼女は驚いたように、というか冷や汗をかきながら
「な、な、何でもないよ〜 ただのリュックだよ〜」と言っていたが、明らかに嘘である

ミググが「お嬢様、人は隠したい物だってあるんですよ〜」言って私と愛歌の会話を止めさせた
といっても、私たちも本当は嘘をついている なぜなら人間ではないのだから
他の形の「宇宙人」だから

お花見の準備ができたようだ
私は早速我先と三色団子を口に入れた

ほんわり漂う桜の花の香り
辺り一面桜の花びらが降りそそぐ 地面は桃色に染まっていく

ずっとこんのままでいたい

私はあまりの美味しさに目を輝かせた

・・・

つい 気が緩んでしまった

私の体は「人間」という体でなくなってしまった

顔はもちろん、体も小さくなっていき 私は「ケロン体」という体になってしまった

ミググは焦っていた 

愛歌は始めは驚いていたが「知っていたよ」って言う顔でこちらを見ていた

ミググ
「これは、その・・・あの。」

焦る私とミググに 愛歌は隠していたリュックを開けた
そこには私と同じ 「ケロン人」がいた

私とミググは驚くばかりだった
なんせ、あれほど隠していた「ケロン体」というものが
愛歌の彼女の背中に入っていることになるなんて

リュックの中から出てきたのは
肌の色は私と同じピンク色の体 青色の目 
黄色い帽子をかぶり耳には水色の宝石が飾られてあった

そっくり、でも何処かが違う そんな気がした

彼女の名はチュララ

何故だか愛歌と一緒にいるらしい
驚くことはないが うれしい気持ちもあった

愛歌
「最初出合ったとき、まさかとは思ったんだ。 貴方達もケロン人だったなんてね。そうでしょう? ミグーナさん。」

ミググ
「その通りです。 私も、なんですけどね。御見それしましたわ。」

あえてミググは地球人スーツを解除しなかった
まぁ、彼女が気にっているので文句は言わない
ミググと愛歌は話を続けている 「人間」という形で

私は少しの間 チュララと会話をする事にした
情報を得るため 

話をしている間 まだお花見は続いていた
こんな事でせっかくのお花見を台無しにはしたくない

三色団子をチュララに渡した

チュララ
「まさかとは思ったんだけどね〜 リュックの隙間から見ていたんだよ。」

???
「そうなの、ところで・・・」

私は聞き込みを開始した
内容は「魔女について」 ついでに彼女の両親やほかのことも聴く事にしよう

チュララ
「『魔女』? 聞いた事、あるかも 確かあれは・・・」

???
「やっぱり知っているの? 『魔女』の事。」

チュララ
「うん、詳しくってわけじゃないけどね。先日ケロン星のケロン軍から脱走兵が抜け出したんだ」

???
「それって、何か関係でもあるの?」

チュララ
「まぁ、聞いてよ、これが以外に繋がってるんだって パパが言っていたんだよね〜」

???
「チュララのお父さんって・・・・」

チュララ
「あ、あ、これは内緒なの。 自分でも戯れ事には遭いたくないから。」

「話を戻すね。」そう言って彼女の両親のことは聞き出せなかった
本人自身嫌がっているように見えた 何故だろう?

チュララ
「その『脱走兵』が鍵なんだよ。その、つまり『魔女』のスパイなんじゃないかって。」

???
「『脱走兵』=『スパイ』ねぇ・・・そのスパイってどっち側の?」

チュララ
「勿論、『魔女』の方だと思うんだ。 あとこんな事聞いたな」

彼女曰く、その『魔女』はケロン軍を嫌い ある意味軍から逃げている 
犯罪者なのか 罪人なのかは詳しくは教えてえくれなかった というか私にも正直、理解が難しかった 

それがどうして『スパイ=脱走兵』と繋がっているのだろうか?

私の結論が正しければ 
『その脱走兵はケロン軍に魔女のスパイとして侵入し数年間そこで軍のことを調べ上げた。勿論連絡は取れないはずだケロン軍の電波はあらゆるところまで行き交っている。少しでも外部に届けばバレる可能性が高く魔女自身も危ない。そして今回脱走兵は今までのデータと形跡を奪って逃げ出してきた 魔女に情報を持っていくために』


こんなものであろうか?
いや、こんなに筋が通るわけではけしてない あくまで仮としての結論だ
しかし、彼女、チュララもそんなことを知ってるなんて、ましてや軍人の娘なのかもしれない。
私は少し冷や汗をかいた こんな事をやっていたらここに来た理由が『観光』ではなくなってしまう
あくまで『観光』としてなのだ これ以上聞いたら変に思われてしまう、かも知れない。

チュララ
「これからどうするの? フィアア。」

???
「え・・・・。なんでその名前を?」

チュララ
「知っていたよ、君のこと。こうやって『観光』のふりをしてこうやって世界中、宇宙中を旅している素敵なケロン人。」

フィアア
「・・・・、どこでそれを。一体誰に!」

チュララ
「甘く見ないでね。お父さん達の情報網、あちらのミググさんのことも調べ済みなんだから」

そう言ってチュララは私に一枚の紙を差し出した
そこにはこう書かれてあった『旅人を捕まえよ』と

チュララ
「命令、なんだけど捕まえない、面倒だし、お団子も美味しかったし、ね」

フィアア
「驚いた。 でも怒られないの?」

チュララ
「あ、大丈夫。 心配いらないよ〜。ま、嘘でもつけば大丈夫だしね」

こうして私の名前は何の予告もなくバラされてしまった
上手い嘘ももっと考えるべきか、と反省する

空はもうすっかり夕暮れ 

私は愛歌とチュララに別れを告げた
二人は仲良く帰っていった 

後になるが またこの2人とは別の関係で言うまでもないが


__________

ミググ
「お嬢様?・・・お嬢様、起きてくださいな。夕食の時間ですよ」

フィアア
「え? あ? お団子は? チュララは?」

ミググはため息をついて 
「今は春じゃないですよ」と言っていた

どうやら長い昼寝をしていたようだ こちらのホテルからも夕暮れが綺麗に見えた

まだまだ調べることは沢山ありそうだ 
そう思い私は日記を閉じた  
                   

_________とある上空

???
「船♪ 船♪ お空を飛ぶ気ままな船よぉ〜♪」


                           続く・・・

8月の最終日 

お久しぶりです・・・・

最終編集日は8月3日、ですかwww((

忙しくてね、オープンキャンパスとか部活とか宿題とか、宿題とか・・・・
ま、最終日は泣いてないからね・・・・本当だよ?←

はい、内容変えます!

ファミリー○ートで初音ミクフェアやってますね〜
早速行って来たと言うかもう行ってきて余裕で2週間過ぎてるw

買ってきた物写真捨てるときもったいないからブログにうpします((えw


初音ミク 肉まん
感想:美味しかった、食べるのがもったいなかった←


初音ミクのネギチャーハン&ネギマグロおにぎり
感想:チャーハン美味しい・・・・おにぎり最高


リンのオムナポリタン
感想:リア友のです(笑) もらったよ少しだけどw
   もともとパスタ苦t((ry


悪ノ娘のブリオッシュ
感想:これは家で食べた おーほっほっほ、さあ!ひzm((強制終了;
当然悪ノPさんの「悪ノ娘」と「悪ノ召使」聞いてね。

上の三つリア友の家で食べたから 部活帰りに。

あと 関係ないけど
ドラクエのフィッツ↓

美味しいね、スライム味www←


長くなりすぎたw

あ、8月31日って初音ミクさんの誕生日なんだよね〜
おめでとうっ////

これからもすてきな歌声聞かせてね☆

ってなわけでうちの好きな曲でおしまいにします!

ボカロCD買ったぜ☆

8月ですね〜 暑いですわぁ・・・

ポケモンホワイト2をもうとっくの昔にクリアしました。
ワーイワーイウレシクナイノカワカラナイナー(棒)←

相変わらず宿題は終りません;
夏らしい事一つもしてない;

はい、余談はこれぐらいにして
ボカロのCD買いました〜

今回は発売当日に買えなかったのが少し残念でした
でも無事ゲットしました^^v

写真↓


ポスターは写真には無いですが部屋の壁に張ってありますw
マウスPADはマジカル☆ヌコレンレン(お目当てのもキタアアアアアアアアアw
ストラップは念願のGUMIちゃん!
今回はCDの一部のPVが入ったDVDもついていました^^

ヌコレンレン・・・・グフフフ hshshs prprprpr ktkr ←お巡りさんこいつですw

今回はGUMIちゃんの曲が多かったな〜
それに比べてがっくんが(がくぽ)がソロでなかった(泣)

今度のやつには入っててほしい・・・がくぽかっこいいよ・・・・がくぽ

そう言えばIAも入ってました 六兆年と一夜物語 一回しか聴いてないからさっそく25動に行かなくては(笑)

個人的に好きなのはこれ↓

聴いてみてね〜 初見さん注意だけど

長くなりすぎました それではノシ