第2章   第1話   迷惑なお客人

※今回少々(?)百合表現有りです。
百合?なにそれ?ってかたもお戻りお願いします。
苦手な方は回れ右じゃなくて、戻るボタンを押してくださいませ。
 おまけに長すぎr((ry


アナウンス
「皆様、大変長らくお待たせいたしました。この列車はただいま地球駅に到着いたしました・・・・」

2人の旅人は長い時間を越えてこの青い地球へとやってきた。


???
「お嬢様、足元に気をつけてください。」

まだ幼き主人に女執事は手を差し伸べた。

???
「ありがとう。貴女もお疲れ様。」

執事から差し伸べられた手をゆっくりと握りかえす。

???
「あ、いいえ。私も私なりに楽しかったですよ。」

???
「ほんと? でも、思った以上にここは環境がはるかにちがうね。」

雲の形から、建物、花や地面までも数多くのものが彼女にとってちがってみえた。

???
「ええ、本当に・・・あ、お嬢様ここではこの姿だといけないので、こうやって・・・」

クルン
女執事は主人の紅い髪飾りを一回転させた。
同時に自分のデカールを一回転させた。

2人の姿は一見地球人にみえるが
我々地球人にとっては少し変わった洋服を着ているようにも見えた。

少女は地球人年齢例えると10歳ぐらい、
女執事は20代前半。

???
「貴女は地球人になっても変わらないわね。」

???
「あら?そうですか? お嬢様もそうですよ・・・とてもお似合いですわ。」

2人は笑いながら町外れの街路樹を歩く。
なるべく、あの人達にかかわらないように。
目指すはこの町の図書館である。

???
「もしかしたら、私達気づかれているかも・・・ね。」




____時と場所は変わり空飛ぶ船の中・・・

ではなく青い青い大空の中

大きく膨らんだムキュに乗ってお散歩中のリココ
散歩と言っても見回りだが、これも彼女にとっては欠かせない仕事のひとつである。

リココ
「今日もイイ天気だね・・・むきゅ?」

ムキュ
「・・・・・・。」

リココ
「え?西の空が変?」

ムキュ
「・・・・・。」

リココ
「!本当だ・・・でもこっちに来るかしら?」

ムキュ
「・・・・・。」

リココ
「大丈夫・・・だよね? 嵐なんて・・・・来なきゃいいんだけどね。」

???
「ヤッホー! おーいリココォ!」

空の遠くから声が聞こえた。
リココとムキュは思わず声のするほうを向いた。
青い空の向こうから姉妹と思われるケロン人が空を飛んでこちらに向かってくる。

リココ
「! あ、リュナナとリェノノ」

リェノノ
「リココさん、おはようございます!」

ムキュ
「    相変わらずおまえは、礼儀がいいな。」

リココ・リェノノ
「・・・え?」

今ムキュが喋った?
2人は顔を見合わせる。

リココ
「ムキュが喋るなんて・・・」

ムキュ
「・・・・・」

リュナナ
(・・・私は空気かよ!)

フン!
リュナナは鼻を鳴らすと空と飛ぶ船目掛けて一気に降下した。

リュナナ
「フーんだ!私はどうせ空気ですよーだ!」

リェノノ
「あ!お姉ちゃん。」

リココ
「・・・いつものことね、ミムムどんな顔するのやら。」

ギュウウウウウウウウウウン

バリバリ・・・・ ガシャーーーーーーーーン ドドーーーーン

いきなり空飛ぶ船の天井が激しい音をたてて抜けた。
と、同時にミムムも悲鳴をあげた。

ミムム
「ギャアァー! セララの船が!天井がああ!」

リュナナ
「・・・私のことは心配じゃないのかぁ?」

天井を思いっきり突き破ったくせにはリュナナは無傷のようだ。

ミムム
「また、あんたなの? いい加減やめたら?」

リュナナ
「ふん、趣味でやってるんだしっ、ミムムには関係ないしっ。」

ミムム
「・・・それはどうかな、またお説教くらうよ?」

リュナナ
「説教なんてとっくの昔になれましたから〜それより・・・」


ひょいっとリュナナは起き上がるとミムムに飛びついた。

むぎゅ・・・

ミムム
「! ・・・!? ち、ちょっとリュナナ? 私はこんな関係じゃっ///」

リュナナ
「・・・・黙っててよ。少しの間だけだから・・・。」

ミムム
「!?・・・・・。」
(ふあああああああ!!  こんなのセララに見つかったら、いや待て、セララよりほかの・・・特にあいつは!)

ミムムが言う見られたくないあいつとはまさにこいつ。
その2人の抱き合う姿をトネネはドアの隙間から見たいた。
これはまずい・・・

トネネ
「・・・!!。」

ネララ
「・・・? おーいトネネ一体何を見ているんですか?私にも・・・・」

トネネ
「は はうっ!? お師匠様いつの間にっ!?」

気づくとトネネの背後にはいつの間にかネララが立っていた。

トネネ
「だだだだだだだ、駄目 駄目ですお師匠様っ!」

ネララ
「うーん? この私に隠し事ですかぁ?」

トネネ
「絶対に、いえ一生後悔します。死んでも後悔しますよっ!」

必死にこの甘々な光景を見せまいと必死に主人を止める弟子。
ネララはこういう光景を見ると昔から他人であろうが鼻血をだす始末になってしまうからだ。
無論、自分がこういうよな事をやってもだ。


セララ
「騒がしいですね・・・一体何があったのですか?」

天井の音が気になったのか(いや、気づかなければおかしいが)
となりの部屋から今度はセララが姿を現した。

トネネ
(ふぎゃあ!もう次から次えとっ!)

ネララ
「トネネ!私は後悔しても構わない、主人の命令です!そこをどきなさい。」

トネネ
「駄目です!何があっても駄目ですっ!たとえお師匠様でもっ!」

どんな状況になっているか場と空気の判断により
セララはなぜトネネがこんなに焦っているのかがなんとなく分かった。
なるほど・・・・。早速、セララは行動に移った。

セララ
「・・・・うーん、なるほどそういうことですかね? ふふ・・・ネララ。」

ネララ
「はい? 何でしょう、セララ?」

セララ
「トネネがこれまで貴女を止めているんです。彼女のことを聞いてあげたらどうでしょうか?」

ネララ
「・・・・なるほど、分かりました。ここは私がひきます。」

トネネ
(・・・・助かった・・・・。)

セララはトネネに向かって「こうでよいでしょうか?」のように
ウインクをした。

トネネ
「さ、さあ、お師匠様!修行の続きを始めませんか?」
(た、助かった。・・・私が助かっても中の二人は・・・。)

ネララ
「あ、ああ・・・。」

トネネ
(まぁ・・・・いいか。どうせ私には関係ないしね。)

トネネはネララを早く早くと急かすように修行室へと向かわせた。
トネネにとって一応危機は去った・・・はずだ。

セララ
(・・・・よかったです、これで私も一安心残る問題はっ!)

ガラっ!
セララはおもいっきり操縦室のドアを開けた。


____時と場所は再び変わり地球。

ここは地球のとある図書館である。
そこには謎に包まれた少女と女執事が本を読んでいるところだった。

???
「・・・・う〜ん、なかなかないわねぇ・・・」

彼女が探しているのはおとぎ話やどうぶつ図鑑など子どもむけに作られた絵本コーナーである。
本来は歴史などのコーナーを探すべきだが、あまりにも本来普通の子どもが探すのには驚きの光景であると思う。

彼女はおとぎ話のコーナーから一冊本を取り出した。

???
「・・・白雪姫(しろゆきひめ)?、なにそれ・・・」

もちろん日本語や地球語を読むのはケロン人にとっては最初のうちは難しいのは当たり前だ。
しかし、漢字をこれまで読めるとは女執事も驚きのはずだ。

???
「しらゆきひめですよ、お嬢様。」
とっさに幼い主人の前に現われる女執事が彼女に漢字の読み方を教えた。

???
「しらゆきひめ? 白が何でしらって読むのかしら?」
首をかしげる彼女。

???
「地球の、昔からの読み方みたいですよ、流れに従って読むのが本ですわ。」

???
「なるほど・・・ね、ところで見つかった?あの本?」

???
「お望みの本はこちらでしょうか?」

ゴトン・・・
女執事は大きな紅い本を机の上にのせた。
ずいぶんと古いが彼女らにとっては貴重な資料となる。

???
「・・・・私地球文字は苦手だわ、貴女が読んでくれる?」

???
「かしこまりました、お嬢様。」

女執事はゆっくりと本の表紙をめくり、
本を読み始めた。  

             第2章 第1話  完  第2話に続く!・・・かも((殴w

長い・・・・長すぎるだろ?((黙rw