第1章 1話 むかむかしの魔女の話

†プロローグ†

むかしむかし
あるところに
ひとつの国に  王子と王女がいました

2人はなかのよい兄妹でした
やることもいつも一緒
ごはんも遊ぶのも寝ることも
いつも一緒でした

しかし 国はふたりの後継ぎが問題になりました
兄の王子がいいか
妹の王女がいいか

結果は無事に争そいごとがなく王子が後継ぎに選ばれました

王子にはすぐに側室が出来ました
その女はとなりの国の姫でした

2人の兄妹はしだいにバラバラになり始めました

妹はとなりの国の女に嫉妬し始めました
「今まで・・・私が私が・・・・一番近くにいたのにっ!なのにどうして!?」

答えは自分でもわかっていた

妹は森のはずれの小さな小さな洞窟に身を潜め
次第にそこで暮らしはじめました

国ではすっかり王女の存在を時間がたつにつれて忘れられていきました。


そして・・・

数年後、国は大きな雷と炎につつまれました
人々は逃げ回り王子とその女はしんでしまいました


町はずれの小さい林には魔女らしき人影と何人かの手下がいました

魔女はいいました。

「この炎は何年前の怒りの炎・・・人々よ思い知るがいい。」

魔女は不敵な笑みを浮かべこの国を去りました

魔女がこのあとどうなったのかはだれもしらず

生き延びた人々はこの事件をこう呼びました

ー怒りの炎200年祭ー       †おしまい†



「はい、おしまいです。」

「ふーん・・・200年祭ねぇ・・・」

本を読んでいたのは頭に赤の星の髪飾りをつけた子どもと女執事。

「? 200年がどうかしたんですか?お嬢様?」

「いいえ、なんだか心にひっかかることがあってね・・・・。」

「調べる必要がありますか?」

どうやらそこは大きな図書館らしい

「・・・・そうね・・・このまま終わらすわけにはいかないわね」

「・・・そうですね、では早速汽車にでも乗ってまた旅を始めましょうか?

「今度の旅は長いわよ・・・」

「ふふふ・・・覚悟は承知のうえですよ。お嬢様」

「まずはどこに行こうかしら?・・・そうね地球かしら?」

                    第1章 1話 完


気長に2話がんばりますかw((殴り